1.5倍速でするリスニングの勉強ってどうなの？

1.5倍の速度でリスニングするとよいと聞いたけど、ほんとはどうなの？

この記事を読むと

どんなリスニングの勉強のときに1.5倍速が役に立つのか

についてわかるようになります。

1.5倍速リスニングが役に立つ２つの勉強方法
1. 1.5倍速リスニングで予習ができます
2. 1.5倍速リスニングで復習ができます
1.5倍速ではできないリスニングの普通の勉強
1.5倍速でリスニングをして予習や復習をしましょう

1.5倍速リスニングが役に立つ２つの勉強方法

結論から書くと、

予習

復習

の２つの勉強方法においては、1.5倍速のリスニングが役に立ちます。

掘り下げます。

1.5倍速リスニングで予習ができます

まず、これから勉強するリスニング音源を1.5倍速で一度聞くことにより、

だいたいの音の流れ

聞き取れなさそうな箇所

などの予習ができます。

実際にリスニングの勉強をするときにはすでに一度は聞いた後なので、多少の準備ができることになります。

1.5倍速リスニングで復習ができます

そして、すでに勉強の終わっているリスニング教材の音源を復習するときに、1.5倍の速度で聞くことにより、

単語の発音の復習

文を音で理解する復習

ができます。

1.5倍速ではできないリスニングの普通の勉強

リスニングの予習でも復習でもない、ただの勉強の場合

1.5倍速は非推奨

です。

なぜなら、

倍速と普通の英語の音が違うから

です。

日本語でもそうですが、倍速にすると普通に話しているときの声質とは違います。

それは英語でも同じです。

つまり、教材用にすこしゆっくり目に話された英語の速度を1.5倍速で聞いても、ナチュラルな速度で話された英語ではなく、異なるものになっているということです。

また、リスニングの勉強は、

英語の音で意味を理解できるようにすることが目的

であるので、

通常と違う声質で英語を理解できるようになっても、通常の英語を理解できるようにはならない

という結果が待っています。

もちろん、すでに英語のリスニングがある程度できる人が1.5倍速で聞くのは、知っている単語や理解のできる文を聞くので、復習には使えます。

しかし、初中級のクリアで比較的速度の遅い英語をしっかりと理解できない段階で必要なことは、

すこしゆっくりに話された英語を聞いて意味を理解できるようになること

です。

そして、ゆっくり目な英語が聞き取れるようになった方が次にすることは、

ナチュラルな速度で話された英語を理解できるようにすること

です。

ちなみにナチュラルな速度の英語を1.5倍速などで聞くと、

倍速でナチュラルじゃない英語の音

になります。

1.5倍速でリスニングをして予習や復習をしましょう

1.5倍速でリスニングの勉強をすると、リスニングの

予習

復習

ができます。

ただ、

通常のリスニングの勉強にはむかない

ので上手に使い分けるのがよいかと思います。

英語の勉強ならこちらも参考になるかも：

【1.5倍リスニングで意味のある勉強方法】