【やり直し英語:関係代名詞whichの前に前置詞があるときについてわかりやすく】

文法

 

 

英語の文の中に、at whichとかin whichとかあるけど、普通の関係代名詞と何が違うの?

 

この記事を読むと、

 

関係代名詞whichの前に前置詞があるとき

 

についてわかるようになります。

 

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関係代名詞whichに前置詞が付くときをざっくりと

 

関係代名詞のwhichに前置詞があるときについては、

 

  • 前置詞がないwhichと何が違うのか
  • 基本の3つの作り方
  • 少し特殊なケース

 

という3つの点に注意しながら勉強していくのがおすすめです。

 

前置詞がないwhichと何が違うのか

 

英語の文には、関係代名詞whichが単独で使われいる場合と、whichの前に前置詞が使われている場合があります。

 

この違いは、

 

  • which単体: 普通
  • 前置詞 + which: 高尚(ニュースや演説や法律関連文章等)

 

という点にあります。

 

基本の3つの作り方

 

基本として、前置詞のついた関係代名詞のwhichには、

 

  • 動詞に必要な前置詞を使うもの
  • 場所と時の関係副詞に必要な前置詞を使うもの
  • 状況としての関係副詞whereをin whichとして使うもの

 

の3つがあります。

 

掘り下げます。

 

動詞に必要な前置詞を使うもの

 

たとえば、

 

prepare for the test(テストのために準備をする)

 

のような、表現として前置詞が必要になる目的語を関係代名詞にしたい場合のケースについて考えます。

 

I need to pass the test.:わたしはそのテストを突破する必要がある。

I must prepare for the test.:わたしはそのテストのために準備をしなければならない。

 

という文を1つにしたい場合、

 

I need to pass the test for which I must prepare.

 

というようにできます。

 

この文の関係代名詞の部分は、

 

  • the test: I need to pass the testのthe testの部分
  • for which: I must prepare for the testのthe testの部分をwhichにしたもの

 

という要素で出来ています。

 

※ちなみに上でも書きましたが、日常的には

 

I need to pass the test which I must prepare for.

 

のように関係代名詞の前に前置詞を持ってこないほうが使われます(最後のforがないと、私自身がテストを準備しなければならないとなってしまうので注意です)。

 

場所と時の関係副詞に必要な前置詞を使うもの

 

関係副詞として使う、

 

  • when:時
  • where:場所

 

 

  • 時(場所)の表現に必要な前置詞 + which

 

のように変更することができます。

 

なのでたとえば、

 

This is the house.:これは家です

I grew up in this house.:わたしはこの家で育ちました

 

という2つの文は、関係副詞のwhereを使うことにより、

 

This is the house where I grew up.:これがわたしが育った家です。

 

ということができます(whereがin this houseを意味しています)。

 

これを

 

This is the house in which I grew up.

 

にすることで高尚さを醸せます(whichの前のinは、in this houseのinです)。

 

関係副詞のwhenを使うときも同じです。

 

たとえば、

 

I remember the moment when I fell in love with him.:彼に恋に落ちた瞬間を覚えています

 

という文は、

 

I remember the moment at which I fell in love with him.

 

とすることができます。

 

atが使われているのは、この文が

 

I remember the moment.:あの瞬間を覚えている

I fell in love with him at that moment.:彼に恋に落ちたあの瞬間を

 

のような2つの文で出来ており、時間表現としてのmomentの前に来る前置詞がatであるからです。

 

状況としての関係副詞whereをin whichとして使うもの

 

関係副詞のwhereには、その状況下でという意味を表すこともできます。

具体的な場所ではなく、抽象的な空間ということになります。

 

たとえば、

 

Picture a team sport where working together is crucial for success.:協力することが成功に不可欠であるチームスポーツを思い描いてください

 

という文は、チームスポーツという状況(条件)の下、という意味でwhereが使われているので、

 

Picture a team sport in which working together is crucial for success.

 

と言い換えることができます。

 

関係代名詞の前に前置詞がついている場合

 

関係代名詞の前に前置詞がついている場合、

 

  • which単体: 普通
  • 前置詞 + which: 高尚(ニュースや演説や法律関連文章等)

 

という違いがまずあり、作り方としては、

 

  • 動詞に必要な前置詞を使うもの
  • 場所と時の関係副詞に必要な前置詞を使うもの
  • 状況としての関係副詞whereをin whichとして使うもの

 

という3つのケースがあります。

 

日常生活で使われる英語ではあまり見かけたり聞いたりはしないかもですが、しれっと使われることもあるので注意が必要です。

 

 

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