1.5倍速でリスニングの勉強すると、たくさん英語の音にふれられるし、通常速度に戻したときにゆっくり聞こえるらしい。
やってみようかな。
この記事を読むと、
レベル別のおすすめリスニング再生速度
についてわかるようになります。
レベルでしっかり使い分けたいリスニングの再生速度
まず確認したいのが、今回紹介するのは
リスニングのレベル基準
です。
英文法や単語をたくさん知っていて小説や論文を読める人でも、
リスニングすると聞き取れない場合は初級扱い
と考えてください。
というわけで、
リスニング初級レベル:通常速度、低速
リスニング中級レベル:通常速度、低速、高速
リスニング上級レベル:通常速度、高速
が、現在のリスニングのレベルに応じた、
リスニングの勉強時のおすすめ再生速度
です。
ご覧の通り、
- 基本は通常速度
- 場合に応じて速度を下げたり上げたり
が基本となります。
簡単に掘り下げます。
通常速度でリスニングの勉強
通常速度でリスニングの勉強をすることは、基本中の基本です。
ネイティブが実際に話している速度
であるので、
通常速度の英語の音声を聞いて意味が理解できるようになる
ことが、リスニングの勉強の最大の目標です。
低速でリスニングの勉強
低速は
通常の速度で聞き取れない単語や音があったとき
におすすめです。
特に、
単語と単語のつなぎ目の音
をよく確認するにはよいかと思います。
しかし、たしかに低速でリスニングをすると聞き取りやすくなるのですが、
多用は危険
です。
なぜなら、
通常速度の聞き取りで意味が理解できるようになることがリスニングの勉強の目標
だからです。
高速でリスニングの勉強
1・5倍速などでリスニングするのがおすすめなのは、
リスニングレベル中級以上
です。
繰り返しになりますが、単語力や文法レベルが高くても、英語を聞くとわからないという人は
リスニング初級レベル
であるので、
1・5倍速を含めた高速でのリスニングの勉強はおすすめできない
です。
その理由は、
リスニング初級時に必要なのは、英語音声の分析に慣れることだから
です。
僕たち人間の脳は、子どものときに周囲で使われる言語にチューニングされていきます。
たとえば、幼児期には英語のLとRの区別ができる日本人も、脳が日本語にチューニングされた後は区別できなくなります。
なぜなら、日本語ではLとRの区別が必要ないからです。
そして
日本語用に脳がチューニングされた後に聞く音声は、すべて日本語の音声フィルターを通して聞こえてしまう
ようになります。
というわけで、英語のリスニングの勉強を通じて、
- 英語の音声を分析
- 英語の発音の知識と照らし合わせる
- 日本語の音声化されていた音声を素の状態に戻して理解
する必要があるのですが、それに一番適しているのが、
通常速度でのリスニング
です。
もちろん、英語の音声を英語の音声として理解できるレベルになったら、1.5倍速や2倍速で聞くのもありです。
リスニングの速度は現在の英語レベルに合わせましょう
リスニングの勉強をするときは、
自分の現在のリスニングのレベルに応じて速度を使い分ける
ことがおすすめです。
僕たち日本人がYouTubeや映画を倍速で見たりするように、英語ネイティブも英語の動画を倍速などで見たりしています。
しかし僕たちがそのレベルにいたるには、
通常速度(や時々低速)で、英語の音声の分析・照合・再定義する必要
があります。
それに適した速度が
通常速度
であるので、
リスニングのレベルが上級者になるまでは倍速リスニングはあまりしない
ようにするほうがよいかと思います。
1.5倍速でするリスニングについては、
自然な速度での聞き取りについては:【ナチュラル英語のスピードが速すぎてリスニングでついていないときの勉強方法】
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