英語の聞き取りが難しい。
何かコツはないかな?
この記事を読むと、
英語のリスニングの8つのコツ
についてわかるようになります。
英語のリスニング力が上がる8つのコツ
結論から書くと、
- 意味は日本語で先に確認
- 英語の字幕や台本を読みながら聞かない
- 英文を頭の中で日本語に訳しながら聞かない
- 英語のリズム・メロディに慣れる
- 英語の発音を復習
- 出だしを聞き逃さない
- きちんとしたリスニング教材を選ぶ
- 発音された一言一句すべてを理解しようとしない
の8つのコツを実践すると、
英語のリスニング力が上がる
ようになります。
それぞれ簡単に掘り下げます。
意味は日本語で先に確認
リスニングで一番大切なことは、
音を通じて意味を理解すること
です。
もちろん、最終目標は
英語の音を聞いて英語だけで意味を理解すること
ですが、リスニング力がまだ低いときに、それはまだ難しいかと思います。
そこで、
先に意味だけを日本語で確認しておく
ことで、
意味と聞こえてきた音(リズムやメロディや個々の発音)の混ざったものに集中できる
ようになります。
似たような理由ですが、
字幕や台本の日本語を読みながら英語を聞こうとしない
ようにしましょう。
集中すべきは、
意味のすでにわかっている英語の音のみ
です。
参考:【英会話初心者はどのタイミングでテキストを読むべきか】
英語の字幕や台本を読みながら聞かない
上記の理由にも似ていますが、
英語の字幕や台本を読みながら英語を聞かない
ようにしましょう。
なぜなら、
- リスニング力が低い=発音に慣れていない
- 字幕を読んでいるときに頭の中にでてくる英語の音が、聞き取りの邪魔になる
からです。
英語字幕は、
- 読んで一瞬で意味がわかるレベルである
- 聞いてちょっと分からなかった単語をチェックするためである
ときに役に立ちます。
また、
英文の読み方
にも意味があります。
しかし、
字幕・台本を読みながら英語を聞いても、リスニング力自体の向上にはあまり意味がない
です。
参考:【リスニング力を身につけたいのならリーディングはしないほうがよい1つの理由】
英文を頭の中で日本語に訳しながら聞かない
英語を聞きながら、日本語に訳さないようにしましょう。
その一番の理由は、
- 英語は先に結論が来る
- 日本語は最後に結論が来る
からです。
日本語の訳文を作るためには、英文を最後まで聞くしかありません。
しかし、最後まで聞いて日本語の訳を作っているうちに、次の英語の文が始まっています。
そのため、
確実に理解が追いつかなくなっていく
ようになります。
英語のリズムやメロディに慣れる
英語を音で理解するときに絶対に必要になるものの1つが、
英語のリズムやメロディを身につけること
です。
なぜなら、
個々のRやSといった英語特有の音を発音できるようになっても、英語のリズムやメロディがないままだと、聞き取りにくいから
です。
ついでに、
英語のメロディやリズムがないと、いくら個々の英語の音の発音がしっかりできていても通じない英語
となります(いわゆるカタコトのカタカナ英語)。
相手に通じないということは、
英語のメロディやリズムに乗った英語の発音を理解できていない
ということを意味します。
つまり、
『発音』の前提条件にあるのがリズムやメロディ
であるので、
英語のリズムやメロディを身につけることは、英語のリスニング力を上げるために絶対に必要
となります。
英語の発音を勉強(復習)
英語のリズムやメロディを身につけることが大切であるとわかった上で、次は
個々の発音の勉強をして体に覚えさせる
必要があります。
たとえばsとshの個々の音の違いがわかるようにする必要があります。
すでに勉強したことがある人も、復習がてら発音の本やYouTubeを見てみましょう。
結構忘れていた規則などがあるかと思います。
勉強する内容は、
- 調音位置
- 調音方法
の2つです。
いきなり英語の音を聞いて覚えるのではなく、まず理論から覚える必要があるのは、
小さな子どもでもないかぎり、すべての音声は自分の話す言葉の音に置き換えられてしまうから
です。
日本人がLやRなどの聞き分けが苦手なのは有名な話かと思います。
そのため、先に
- どこで音を作っているのか
- どうやって音をだしているのか
を勉強して確認し、それから
- 実際の音を聞きつつ復習する
ことにより、より確実に
- 英語の実際の音
- その調音箇所
- その調音方法
の組み合わさったものを身につけることができるようになります。
参考:
出だしを聞き逃さない
日本語は、
文の最後に結論(述部)が来る言語
です。
そのため僕たち日本人は、
言葉の出だしにあまり注意しない習慣
ができてます。
なぜなら、
日本語は文の先頭を聞き逃しても意味がある程度わかるようにできている
からです。
しかし
英語は文の先に方に文の結論がある言語
です。
そのため、
出だしを聞き逃すと何が言いたいのか分からなくなる
ようになっています。
というわけで、
英語を聞くときは出だしに注意を払う
ようにしましょう。
きちんとしたリスニング教材を選ぶ
意外と見落とされているのが、
リスニング教材のきちんとした選択
です。
自分が今まで勉強してきた範囲でわかる英語のリスニング教材
を選んでいるでしょうか。
たとえば、英語学習の初期は主として日常会話の単語や表現を学ぶようになっていますが、その状態でニュース英語をリスニング教材に選んでいないでしょうか?
英語だけでなく、ジャンルによって使われている
- 単語
- 表現
- 英文
はかなり違います。
そのため、きちんとした教材を選ばないと、まったく何もインプットされていない状態で挑んでいることとなり、リスニング力の向上はあまり見込めません。
自分のレベルに合った教材を選ぶようにしましょう。
発音された一言一句すべてを理解しようとしない
英語では、
重要でない語句はかなり弱く発音される
ことがあります。
たとえば前置詞などです。
なぜなら、
他の重要な単語がしっかりと発音されていれば意味がわかる
からです。
そのため、
ある英文を聞いて、意味がきちんと理解できていたらOK
とする必要があります。
- すべての単語を聞き逃さない
- 聞き逃すのはよくない
というのは、疲れますし、リスニング力向上としての意味もありません。
上にも書きましたが、リスニングの目標は
英語の音を聞いて意味が理解できること
です。
英語の音をすべて理解することではない
ので、
一言一句聞き取れなくても気にしない
ようにしましょう。
8つの英語のリスニングのコツでリスニング力向上を目指しましょう
英語のリスニング力を上げるために、
- 意味は日本語で先に確認してもOK
- 英語の字幕や台本を読まない
- 英文を頭の中で日本語に訳しながら聞かない
- 英語のリズム・メロディに慣れる
- 英語の発音を復習する
- 出だしを聞き逃さない
- きちんとしたリスニング教材を選ぶ
- 発音された一言一句すべてを理解しようとしない
という8つのコツがおすすめです。
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