【なぜ実際の会話練習をすることが英語力を高めるのに大切なのか】

英会話

 

英語が話せるようになりたいから、いろいろ勉強してるけど、まだ話せるようにならない……。

 

この記事を読むと、

 

実際の英会話の練習をすることでしか学べないこと

 

についてわかるようになります。

 

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実際の英会話(の練習)を通じてでしか学べないこと

 

結論から書くと、

 

会話の流れ適した英語の使用

 

というのが、

 

実際の英語の会話(練習でも友だちとでも)を通じてでしか学べないもの

 

です。

 

掘り下げます。

 

英語の言葉の使い方の種類

 

英語の(というかすべての言語ですが)言葉や文には異なる使い方があります。

それは大きく2つに分かれ、

 

  • 表面上の使い方
  • 文脈的な使い方

 

となります。

 

表面上の使い方

 

英語の表面上の使い方とは、英語を文法的に正しく表すことです。

参考書にある文法規則や例文を参考に、自分が言い表したいことを文法的に間違いのない文で作り、それを誰かに対して使うことが、

 

表面上の英語の使い方

 

です。

 

表面上の英語は、参考書や問題集で勉強しているとある程度は出来るようになっていきます。

 

しかし、おそらく多くの人が経験しているように、ある程度出来るようになっているはずの英語を実際の会話で使おうとすると、いろいろな側面でうまく行きません(この記事では発音が問題で失敗することについては書きません。発音は問題ないのに、なぜか英語のコミュニケーションが失敗するケースについて書いています)。

 

なぜでしょうか?

 

文脈的な使い方

 

発音には問題がない、文法もあっている。

なのになぜか英語を使ったコミュニケーションがうまくいかない。

 

そういうときに起きている問題には、

 

  • 言葉の使用条件が間違っている
  • 相手の言葉の前提を理解していない
  • 言葉に含まれてしまうニュアンスを無視している

 

という3つがあります。

 

言葉の使用条件が間違っている

 

僕たち非ネイティブがいちばんやりがちなことが、

 

英語の使用条件が間違っている

 

です。

 

表面上はあっている言葉の使い方をしている、つまり、文法的には間違いはないのに、

 

  • それを言い表すのにその言い方はしない
  • この場面ではその言い方はしない

 

という失敗です。

 

たとえば、hearを使わなければならないところでlistenを使ったり。

 

文的には間違っていない。

が、同じ状況で英語ではhearを使ったりする、ということがあります。

 

他にも、英語で大学のレポートを書いたりするときにも、文も意味もあっているのに、アカデミックな英語表現でないから直される、ということも多々あります。

 

相手の言葉の前提を理解していない

 

会話中には、話し相手がどう世界を認識しているかを理解する必要があります。

 

たとえば、会話中に

 

What do you think? When will Shinji quit smoking?

 

ということを言われたときは、

 

  • 僕たちもシンジという人物を知っている
  • シンジという人物はタバコを吸っている

 

という情報が、すでに僕たちと話し相手で共有されているということを前提にしています(ちなみに僕はタバコを吸いません)。

 

また、そういった会話をしている人物だけの前提でなく、

 

You wanna smoke?

 

という、アメリカやイギリスを歩いているといかにもという人にたまに路上で声を掛けられる案件があるのですが、そういう人は僕たちがタバコを吸うかどうか聞いているのではなく、

 

  • この場所を歩いている
  • なんか見た目的にやってそう

 

という彼ら(売人)的な前提で

 

〇麻吸うなら売るぜ

 

という意味で使われています。

 

なので、ここでタバコ吸いたいですという意味でSure!などと返答しようものなら、取り返しのつかないことになってしまうこともあるので気をつけましょう。

 

いずれにせよ、英語の会話相手の持っている前提が共有されていないと、僕たちの返答がちぐはぐになってしまうことがあるのでディスコミュニケーションに繋がることが多いです。

 

言葉に含まれてしまうニュアンスを無視している

 

日本でも京都弁が言葉面と意味合いが違うとよく言われます。

 

ピアノがお上手ですね。:ピアノの音がうるさいな

 

みたいな。

 

そしてこの問題は、

 

僕たちの英語:

  • 意図していないニュアンスが伝わってしまう

 

話し相手の英語:

  • 意図したニュアンスが僕たちに伝わっていない

 

という二重の問題をはらんでいます。

 

たとえば、

 

  • great

 

という表現は、表面上(言葉上)では、すごいですね、という意味です。

 

が、話の流れ的には、

 

  • すごいものを見て:That’s great.:すごい!
  • 中途半端なものを見て:That’s great.:あースゴイスゴイ。

の両方に使うことができます。

 

なので、後者の意味でThat’s great.と話し相手が言ったのに対して、僕たちが表面上の意味だけで会話を続ける(相手は大道芸をいいものだと思った)と、会話が変な方向へ進んでしまうということになってしまいます。

 

英会話の実際の練習が必要な理由

 

上で紹介してきた

 

  • 表面上の使い方
  • 文脈的な使い方

 

という言葉の使い方ですが、

 

  • 文脈的な使い方

 

ばかりは、実際の会話の練習を通じて学んでいくしかありません。

 

小説や漫画や映画などでも観察はできるのですが、

 

  • いろいろな文脈が作品内で描かれている
  • 僕たち自身でも実際の会話相手でもない

 

ので、使えるようになるには実際に会話の練習をしたほうがいいです。

 

おすすめは、ネイティブキャンプなどですが、もし親しい英語話者がいるなら、その会話もよい練習になるはずです。

 

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