【語学の天才・シュリーマン方式の英語習得法を具体的に紹介してみた】

スピーキング

 

ネットで18カ国語をマスターしたシュリーマンの記事を読んだけど、具体的には何を使ってどうやって勉強すればいいの?

 

この記事を読むと、

 

シュリーマン方式の具体的な英語学習方法

 

についてわかるようになります。

 

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シュリーマンの5つの外国語学習法を3つに整理してみた

 

トロイ遺跡を発見したシュリーマンは、18カ国語を自由に操れた語学の天才。

その著書『古代への情熱』に紹介されている外国語学習方法は、

 

  1. 毎日1時間勉強する
  2. 大きな声でたくさん音読する(決して翻訳をしない)
  3. 興味のある対象について常に作文を書く
  4. 作文を先生に見せ、間違っているところがあれば解説を受ける
  5. 間違っていた箇所を訂正し、翌日までに暗誦できるようにする

 

の5つです。

 

これをさらに抽象化すると、

 

勉強時間について:

  • 毎日1時間勉強する

インプットメインの練習について:

  • 大きな声でたくさん音読する(決して翻訳をしない)

アウトプットメインの練習について:

  • 興味のある対象について常に作文を書く
  • 作文を先生に見せ、間違っているところがあれば解説を受ける
  • 間違っていた箇所を訂正し、翌日までに暗誦できるようにする

 

の3つに大別できます。

 

が、これだけだと、たとえば「決して翻訳をしないとあるけど、それ意味あるの?」とか色々な疑問点が湧かないでしょうか。

 

そういった点について掘り下げているサイトがなかったので、この記事で書いていきます。

 

勉強時間について

 

外国語学習において、

 

毎日1時間勉強する

 

とシュリーマンは書いています。

 

これに関しては補足が必要で、

 

連続1時間でなくてもよい

 

というものがあります。

 

たとえば朝10分、通勤や通学中に30分、帰宅してから20分でも合計すれば1時間です。

個人的にも、勉強が嫌にならないで毎日継続できるようにするのが重要だと実感しています(一度途切れると再開するのが大変)。

 

インプットメインの練習

 

インプットメインの練習について、シュリーマンは

 

大きな声でたくさん音読する(決して翻訳をしない)

 

という方法を紹介しています。

 

インプットメインと僕が書いたのは、

 

インプット:

  • 英語の文を読んで理解する(英語のままで)

アウトプット:

  • 英語を読み上げる(発音の確認ということで、ある意味インプットとも言える)

 

のように、インプットのほうが重要だからです。

 

インプットがないと、アウトプット(表現)ができないので、勉強では先にインプットをしておいたほうがよいです(あと、音読しているとテンションが上がります)。

 

が、日本人がこの箇所シュリーマンの外国語勉強方法を読んで、一番初めに気になるのが

 

  • 音読をしても決して翻訳をしない

 

ではないでしょうか。

意味の分からない文章を音読しても意味あるの?的な。

 

僕たち日本人は、漢文の音読は漢字を見ればなんとなく意味が推測できます(できないものもありますが)。

 

しかし英語の音読については、

 

ある程度の単語・表現・文法を知っている状態でないと意味がない

 

です。

 

なので、おすすめな英語の音読学習方法は、

 

  • ひとまず中学レベルの英語の知識を頭に入れる→初心者レベルの英文の音読を始める
  • 慣れてきたら同時並行でちょっと難しい文法を勉強していく→中級者レベルの英文の音読を始める
  • 慣れてきたら同時並行でさらに難しい文法を勉強していく→上級者レベルの音読を始める

 

というふうに、ステップアップ方式で音読をしていく方法です(中上級は区別があいまい)。

 

さらに重要なのが、

 

音読するときは音声有りの教材を使ったほうがよい

 

です。

 

その理由は、

 

発音知らずで音読を進めていくと、自分勝手の発音が身についていってしまうから

 

です。

 

というわけで具体的には、

 

初心者レベルの音読用

 

中上級レベルの音読用

 

が個人的なおすすめです(中上級の音読は、教材自体の尺が長いものが多いので、区切ってするのも手です。勉強が嫌になってしまったら身もふたもないので)。

 

アウトプットメインの練習

 

アウトプットメインの練習についてシュリーマンは、

 

  • 興味のある対象について常に作文を書く
  • 作文を先生に見せ、間違っているところがあれば解説を受ける
  • 間違っていた箇所を訂正し、翌日には暗誦できるようにする

 

という方法を紹介しています。

 

もっと単純化して書くと、

 

オリジナルの文を作って、英語の先生に見てもらって、きちんとなった文を覚えて言えるようにする

 

です(僕のブログでもよく紹介している方法です)。

 

ちなみにアウトプットメインと僕が書いた理由は、先生に解説を受けて理解する箇所がインプットで、他はアウトプットだから、です。

 

それはさておき、大切なところをちょっと解説していくと、

 

興味のある対象について常に作文を書く

 

英語が使えるようになるという状態は2つあります。

それは、

 

  • 社会的に必要な英語:挨拶や買い物や病院でのやりとりなど
  • 個人的に必要な英語:趣味や興味があることの話しなど

 

です。

 

そして2つ目の、

 

  • 個人的に必要な英語

 

ができるのに適した勉強方法が、

 

興味のある対象について常に作文を書く

 

です。

 

なぜかと言うと、

 

自分が話したいことに必要な単語、表現、文法の勉強になる

 

からです。

 

作文を先生に見せ、間違っているところがあれば解説を受ける

 

作文を先生に見せて、必要な訂正や解説を受けることは必須です。

この段階をしないと、作文を書いても無意味です。

 

その理由は、

 

僕たち非ネイティブは自分が作った英文の正誤を判断ができない

 

からです。

 

具体的には、

 

  • 基本的な単語や文法の間違い
  • 発音が伝わるのか(音読用サイトと違い、正解の音声がない)
  • 文法的には間違っていなくても、英語では違う表現をするのが普通

 

などについては、僕たちは手探りの状態で作文を書くことになります。

 

なので、英語の先生に作文を確認(ついでに発音も確認)してもらう作業が必須です。

言い換えると、

 

英作文を書いたままでは、間違った英語を覚えてしまっている可能性がある

 

ので、

 

書きっぱなしにしないで、英語の先生に見てもらいましょう

 

ということになります。

 

で、その英語の先生なのですが、おすすめはネイティブキャンプです。

その理由はシンプルに、24時間毎日いつでも無制限でレッスンを受けることができるからです。

 

上でも書きましたが、僕も含め、多くの人は1時間の英語の勉強の時間を決まった時間に一気に取ることは難しいのではないでしょうか。

 

でも、ネイティブキャンプならいつでも受講が可能なので、たとえば通勤通学中に作文をしておいて、帰宅してから先生に見てもらう、という方法ができます。

 

間違っていた箇所を訂正し、翌日には暗誦できるようにする

 

自分の作文を英語の先生に訂正を受けてもそのままでは意味がありません。

 

  • もう一度自分で書き直す(直した理由を理解しながら)
  • 暗誦できるようにする(音読もおすすめ)

 

という

 

復習によって頭に定着させることが重要

 

です(やりっぱなしは駄目)。

 

これを繰り返すことにより、

 

自分が話したいことが、正しく表現でき、口頭でも通用するようになる

 

ということが起きます。

 

シュリーマン方式の英語習得方法

 

外国語習得の天才シュリーマンの勉強方法を具体例に落とし込むと、

 

勉強時間について:

  • 毎日1時間勉強する

インプットメインの練習:

  • 大きな声でたくさん音読する(決して翻訳をしない)

アウトプットメインの練習:

  • 興味のある対象について常に作文を書く
  • 作文を先生に見せ、間違っているところがあれば解説を受ける
  • 間違っていた箇所を訂正し、翌日までに暗誦できるようにする

 

という大きく3つに大別できます。

 

時間に関してはともかく、インプットやアウトプットの練習についてはかなり参考になるのでおすすめです。

 

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