
英語の勉強をしているのに、いざ英語を目の前にするとよくわからないし、わかってもものすごく時間がかかる……どうして?
この記事を読むと、
英語の処理の仕方で変わる理解の状況
についてわかるようになります。
英語を理解する3つの処理方法をざっくりと
英語を勉強している僕たちが、いざ実際に生の英語にふれたときにしているのが、
- トップダウン処理
- ボトムアップ処理
- 補償モデル
という3つの処理の方法です。
それぞれをざっくりと説明すると、
- トップダウン処理:状況から英語の内容を理解しようとする
- ボトムアップ処理:英語そのものから英語の内容を理解しようとする
- 補償モデル:トップダウン処理とボトムアップ処理を混ぜて理解しようとする
となります。
掘り下げます。
トップダウン方式で英語を処理する
トップダウン方式で英語を処理するときは、
- 速く理解できる
- 効率よく理解できる
というメリットがあります。
具体的には、
- すでに前提知識のある内容の英語である
- 会話相手の表情やその場の状況、タイトルや表、イラストなどで内容の予測がついている
といった場合に、
ある程度の自分の中の予想を元に英語を処理していき、なんとなく理解し、最後に予想が合っているかの判断をする
ような処理方法となります。
トップダウン処理方式には、
予想が違っていると勘違いが起きやすい
というデメリットもあります。
ボトムアップ方式で英語を処理する
ボトムアップ処理で英語を処理する場合、
正確な処理がしやすい
というメリットがあります。
具体的には、
一言一句に注意を払いながら理解を進めていく
という処理方法になります。
デメリットは、
理解に時間がかかりがち
というものです。
そして、僕たち日本人がやりがちな英語の処理方法でもあります。
- 書いてある英語の単語すべての意味を理解しようとする
- 言われている英語の単語をすべて聞き取って理解しようとする
そういったことをしていないでしょうか?
実際にしている処理は?
トップダウン処理とボトムアップ処理について書いてきましたが、僕たち英語学習者が実際によくしていて理想なのは、
補償モデル(相互交流モデルとも呼ばれます)
です。
これは、
目の前の英語の内容を予想しつつも各単語や文法を気にしながら処理している
というものです。
とはいえ、これはよくしていることであって、していないときもあります。
そういうときに、
- 英語の理解に時間がかかる
- 予想とはまったく違う内容だった
ということが起こります。
そのため、
バランスよくトップダウン処理とボトムアップ処理をしながら(補償モデル)英語を理解しようと意識する
ことがおすすめです。
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