英語の現在完了がよくわからない……
現在完了形の作り方
現在完了の作り方は、
- Has + 過去分詞
- Have + 過去分詞
です(三人称(it, he, she)ではHasが使われます)。
省略形と一緒に書くと、
- I have – I’ve
- You have – You’ve
- It (He, She) has – It(He, She)’s
- We have – We’ve
- They have – They’ve
否定形は、
- I have not – I haven’t
- You have not – You haven’t
- It (He, She) has not – It (He, She) hasn’t
- We have not – We haven’t
- They have not – They haven’t
となります。
英語の現在完了の3つの使い方
現在完了にはざっくりいうと3つの使い方があります。
- 経験
- 全体的には未完了
- 過去の出来事が現在なにかしら影響を与えている
です。
経験
何かをしたことがあるかないかというのが経験です。
たとえば、
I’ve been to France.
フランスに行ったことがある。
のように使います。
ここで注意したいところが、
特定の時間についての表現は使わない
というものです。
日本語でも、
8月23日にフランスに行ったことがある。
という文には違和感を覚えるのではないでしょうか(8月23日という特定の日にフランスへ行くことが特別なイベントであるような特殊ケースは除きます)。
これは、
経験とは何かをしたことがあるかないかについての認識
であることから来ています。
なので、特定の時間の情報を追加して過去の話をしたいときは、
I went to France on August 23rd.
8月23日にフランスへ行った。
のように、普通の過去形を使います。
全体的には未完了
現在完了という名前なのに未完了というのは、たとえば、
今日は100個のタスクをしなければならないが、いま60個終わったところだ。
のような状況を指します。
I’ve done 60 tasks today.
今日(今のところ)60個のタスクをした。
上の文では、
まだタスクが残っているということが現在完了が使われているところからわかる
ようになっています。
過去の出来事が現在なにかしら影響を与えている
個人的には、この3つ目の現在完了の使い方を理解するまで時間がかかりました。
が、
過去の出来事が現在なにかしら影響を与えている
というのを、
過去に起きた出来事について話している+それが現在にも何かしらダイレクトに繋がっているということを話したい
というように分割するとわかりやすくなるのではないでしょうか。
そういった意味では、2つ目の使い方である全体的には未完了の未完了の意味に少し似ているかもしれません。
なので、
I’ve lived in Tokyo for six years.
東京に6年住んでいます。
という文では、まだ今も東京に住んでいるというニュアンスがあります。
そして、過去の出来事が現在なにかしら影響を与えているという使い方には、
- For (期間)
- Since (起点)
を使った時間表現が使えます。
なので、
I’ve lived in Tokyo for six years.
東京に6年住んでいます。
I’ve lived in Tokyo since 2000.
東京に2000年から住んでいます。
のようになります。
英語の現在完了の理解のコツ
英語の現在完了は、
- 経験
- 全体的には未完了
- 過去の出来事が現在なにかしら影響を与えている
の3つの使い方があります。
時間表現的には、
- 経験:特定の時間表現は不可
- 全体的には未完了:完了予定の時間表現
- 過去の出来事が現在なにかしら影響を与えている:for(期間)、 since(起点)の時間表現
という違いがありました。
というようなことを確認したうえで、
- インプット:リーディングやリスニングで使われている現在完了がどの使用方法に当てはまるか考える
- アウトプット:自分でも作ってみる
のがおすすめです。
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