英語の読解を勉強しているけど、難しすぎるから英語の絵本で勉強しようかな……。
この記事を読むと、
(大人の)リーディングの勉強に英語の絵本がおすすめできない理由
についてわかるようになります。
英語の絵本が大人のリーディングの勉強におすすめできない3つの理由
結論から書くと、
- 用途が違う
- 語彙や文法が違う
- 間違った発音で覚える単語が増える
という3つの理由で、
大人が英語のリーディングの勉強をするときには絵本はおすすめできない
ということが起きます。
子供向けの絵本なら、簡単な英語が使われていそうだし語彙とかも増やせそう……そう考えていた時期は僕にもありました。
掘り下げます。
用途が違う
日本語の絵本でもそうですが、絵本は、
言葉がまだよくわからない子供向け
という目的で作られています(日本だと疲れた大人向けの絵本もあったりもしますが)。
そのため、大人が英語学習に使うには
- 話が短すぎて印象に残らない
- 話が大人の興味をそそるものではない
- 話が荒唐無稽(リズム感などを重視しているため)
といった問題を抱えています。
語彙や文法が違う
上に書いたこととすこし被りますが、英語の絵本は
大人向けではない
ため、
- 新聞
- 仕事
- 学校
などで使う言葉や文法は出てこないことが多いです(もちろんIとかandといった、基本単語は出てきます)。
そのため、僕たち大人が絵本を通じて覚えた単語を会話や文で使うことは稀です。
間違った発音で覚える単語が増える
絵本に使われている英単語は確かに簡単なものが多いです。
そして一話一話が短いので、すぐに読み終えてしまうことも不可能ではありません。
しかし、
英語の発音がきちんと身についていない状態で絵本を使って多読すると、間違った発音で覚えてしまう単語が増える
ということが起きます。
なぜなら、簡単な単語と絵のおかげでいちいち単語の意味や発音を調べなくても意味が理解できて読み進めてしまうことがあり、そうなると頭の中では
英語の発音に基づかない発音で覚えた単語が増えていく
ようになるからです。
大人におすすめな英語のリーディングの教材
現在使っているリーディングの教材が難しくて絵本を使ってみたいという考えになっている場合は、
英会話やリスニングの勉強で使い『すでに音で覚えている』教材
がおすすめです。
すでに音で覚えているものを、文字でも読んで単語や文法の分析ができるかを試すようにしましょう。
それがすでに済んでいる場合は、
- TOEICの教材(仕事系英語)
- TOEFLの教材(学校系英語(TOEFLテストリーディング問題270など))
がおすすめです(音声があるもの)。
もしくは、どうしても物語で英語のリーディングを学びたい場合は、ラダーシリーズがおすすめです。
ラダーシリーズ
レベル1:英検4級レベル
レベル2:英検3級レベル
レベル3:英検準2級レベル
レベル4:英検2級レベル
レベル5:英検準1級レベル以上
参考:【英語のニュースが読めるようになっても英語の小説が読めない1つの理由】
絵本で英語のリーディングを勉強したくなったら
大人が絵本で英語のリーディングを勉強することは
- 用途が違う
- 語彙や文法が違う
- 間違った発音で覚える単語が増える
といった理由であまりおすすめできません。
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