I ate lunch とI’ve eaten lunch って何が違うの?
この記事を読むと、
英語の過去形と現在完了形の違い
についてわかるようになります。
英語の過去形と現在完了形の3つの違い
結論から書くと、
- 作り方の違い
- 時点の感覚の有無
- 現在への関連の有無
という3つの違いを意識すると、過去形と現在完了形の違いがわかりやすくなります。
掘り下げます。
作り方の違い
念のための確認ですが、
- 過去形:動詞を過去の形に活用する(多くの場合はedを付ける。特殊な活用をするものもある)
- 現在完了形:have(現在形の活用) + 過去分詞
という作り方の違いがあります。
時点の感覚の有無
英語の過去形と現在完了形で大きく異なるのことの1つが、
時点の感覚の有無
です。
具体的には、
- 行為をした時間がはっきりとしているか
というものです。
人の時間感覚は微妙なものです。
5月23日に京都へ行ったとか、トイレに入ったときチャイムが鳴ったとか、8時30分に電車が出発したといったふうに、何かアクションが行われた時点の感覚がはっきりしている場合。
そして、小さい頃にアメリカへ行った、昔骨を折ったことがある、3年間、京都へ行ったなどのようにアクションが行われた時点の感覚がちょっと曖昧(最後の1つは時点というよりは期間ですね)な場合があります。
こういうとき、
- アクションが行われた時点の感覚がはっきりしている:過去形
- アクションが行われた時点の時間の感覚がちょっと曖昧:過去形・現在完了形
のように分かれます。
特に重要なのは、
- アクションが行われた時点の感覚がはっきりしている:過去形
のほうです。
具体的な『時』が言える場合は、必ず過去形を使います。
たとえば、
She watched a movie yesterday.(彼女は昨日映画を見ました。)
のような文のときです。
そうでない場合は、別の視点で使い分けをする必要があります。
現在への関連の有無
英語の過去形と完了形を分けるもう1つの大きなものが、
過去のとの関わり方の視点
です。
具体的には、
- 過去の出来事:過去形
- 過去に起きたことがいま現在に影響している:現在完了形
のような観点となります。
が、
- 過去に起きたことがいま現在に影響している:現在完了形
のようなことはよく言われているのに、何かしら理解が曖昧にならないでしょうか(僕はなりました)。
これは具体的には、
- 完了:何かをしたばかり
- 経験:何かをしたことがある
- 継続:過去のある時点から今まで続いている
の3つのことでよく使われます。
そして、
- 完了:何かをしたばかり:なので今こういう状態である
- 経験:何かをしたことがある:なので今起きている話題に対処できる
- 継続:過去のある時点から今まで続いている:なのでいま現在も同じ状態にある
のように、現在と関連付けることができます。
完了と経験については、現在完了形の文だけでは仄めかしとなります。
たとえば、
ご飯を食べたばかりです→だからもう食べられません
みたいな。
具体的には、
完了:
- She has cleaned her room.(彼女は自分の部屋を掃除しました。:だから彼女の部屋は綺麗です)
経験:
- They have visited Paris three times.(彼らはパリに三回訪れたことがあります。:だから彼はパリに行ったことがない人よりパリを知っています)
継続:
- I have lived in this city for five years.(私はこの街に5年間住んでいます。)
のようになります。
そうではなく、ただ過去に起きた出来事を事実として述べたいときは、過去形を使います。
たとえば、上でも紹介した、
She cleaned her room.(彼女は自分の部屋を掃除しました。)
のような文だと、過去に部屋の掃除はしたけど、いま現在その部屋が綺麗なままかはわかりません。
英語の過去形と現在完了形の違いに迷ったら
英語の過去形と現在完了形は、
- 過去形:動詞を過去の形に活用する(多くの場合はedを付ける。特殊な活用をするものもある)
- 現在完了形:have(現在形の活用) + 過去分詞
のような作り方の違いに加え、
- 時点の感覚の有無
- 現在への関連の有無
という違いも考慮するのがおすすめです。
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