英語の過去完了形の使い方がよくわからない人向けの記事です。

英語の過去完了形どういうとき使うの？普通の過去形と何が違うの？

この記事を読むと、

英語の過去完了形の使い方

についてわかるようになります。

過去完了形の形
英語の過去完了形を使うとき
過去完了形の発展形
英語の過去完了形の使い方

過去完了形の形

英語の過去完了形は、

Had + 過去分詞

の形で作られます。

省略形では、hadの部分が

I’d

のように

‘d

で表される（他の人称でも同じ）のですが、

Wouldを使った文の省略形もI’dのようになる

ので注意が必要です。

違いは、

‘dのあとに過去分詞が使われている：過去完了形
‘dのあとに過去分詞が使われていない：過去完了形ではない

というものです。

たとえば、

I’d eaten : 過去完了形のeatenがあるので過去完了形の省略形

I’d eat：原形のeatが使われているので過去完了形ではない

となります。

英語の過去完了形を使うとき

まず前提として、

過去完了形は過去のできごとについて話している

というものがあります。

それを前提として、英語の過去完了形を使うのは、

単純な過去の過去について話す

過去の過去を説明に使う

過去の過去が驚きに繋がる

の３つがあります。

単純な過去の過去について話す

過去の過去について話すというのは、

過去に起きた出来事が複数ある

その出来事には関連性がある

先に起きた過去について話す

というときに起きます。

たとえば、

お母さんが帰ってくるまでに、弟がアイスをぜんぶ食べてしまった。

という日本語の文では、

母親が帰ってきた

弟がアイスを食べた

という過去の出来事が２つあります。

そして、

全体として言いたい内容の中で、２つの出来事が関連している文

です（アイスを食べてしまったことで、母親が何かするかも）。

そして、弟がアイスを食べたという過去の出来事のほうが、母親が帰ってきたという過去の出来事より先に起きているので、弟がアイスを食べたという文のほうに過去完了形を使います。

By the time my mother came home, my bro had eaten all the ice cream.

お母さんが帰ってくるまでに、弟がアイスをぜんぶ食べてしまった。

過去の過去を説明に使う

明確に過去の過去を説明に使うときも過去完了形を使います。

たとえば、

I didn’t buy it because I had already had a lot of it at home.

もうすでに家にたくさんあるので、それを買わなかった。

のようになります。

※haveという一般動詞を過去完了形にして、２つのhadがひとつの文に存在することもあります。

過去の過去が驚きに繋がる

すこし、単純な過去の過去の話との区別が難しいのですが、過去に何かで驚いたというニュアンスを過去完了形で言い表せます。

たとえば、

I saw an online article and found that my friend had been assassinated.

オンライン記事を読んで、友だちが暗殺されていたことを知った。

のようになります（見た目は単純な過去の過去ですが、驚きのニュアンスが籠っていることがわかるのではないでしょうか）。

過去完了形の発展形

過去完了形は、

過去進行形＋過去完了形

コンテキスト的に過去の文＋過去完了形

というときにも使えます。

たとえば、

He was eating a lot of chocolate because his girlfriend had cheated on him.

彼女が浮気したから、彼は大量のチョコレートを食べていた。

や

A: Why didn’t you come to the party last night?

どうして昨日のパーティーに来なかったの？

B: Because my girlfriend had cheated on me.

彼女が浮気したからだよ。

※パーティーに行かなかったと過去の内容の文のコンテキストを取って、パーティーの前に彼女の浮気が発覚したという過去の過去を過去完了形を使って表しています

のようになります。