
堅い文章の中で、何かを報告するときに使う動詞は、いつもit is+受動態で始めなきゃいけないの?
この記事を読むと、
報告系動詞で主語を強調したいときの方法
について分かるようになります。
報告系動詞を使った硬い文でit is thatで始めなくてもいいとき
結論から書くと、報告系動詞を使って、
もともとの主語+受動態+to不定詞
という形にすることで、itじゃなくて主語を文のトピックにすることができます。
具体的には、
- Acknowledge:〜と認められている
- Agree:〜と合意されている
- Allege:〜と主張されている(証拠なしに)
- Assume:〜と仮定されている
- Believe:〜と信じられている
- Calculate:〜と計算されている/見積もられている
- Claim:〜と主張されている
- Consider:〜と見なされている/考えられている
- Demonstrate:〜と実証されている
- Discover:〜と発見されている
- Establish:〜と確立されている/明らかにされている
- Estimate:〜と見積もられている
- Expect:〜と予想されている
- Feel:〜と感じられている
- Find:〜と分かっている/発見されている
- Hope:〜と望まれている
- Intend:〜と意図されている
- Know:〜と知られている
- Plan:〜と計画されている
- Report:〜と報告されている
- Reveal:〜と明らかにされている
- Say:〜と言われている
- See:〜と見られている(=思われている)
- Show:〜と示されている
- Suppose:〜と仮定されている/考えられている
- Think:〜と考えられている
- Understand:〜と理解されている
については、
- It +受動態+thatの構文:通常
- もともとの主語+受動態+to不定詞:元の主語を強調したい
という2つの使い方ができます。
※It+受動態+thatの構文については【やり直し英語:Itとthatが使われる受動態をわかりやすく】をご参照ください。
ちなみに、
- Announce
- Decide
- Mention
- Propose
- Recommend
- Suggest
については、
It +受動態+thatの構文:通常
のほうしか使えません。
掘り下げます。
報告系動詞を受動態とto不定詞を使って作る
上で書いたように、いくつかの報告系動詞は、
- It +受動態+thatの構文:通常
- もともとの主語+受動態+to不定詞:元の主語を強調したい
のように、2つの形で受動態の文を作ることができます。
というわけで、
新製品は大きな成功を収めるだろうと予想されています:
- It is expected that the new product will be a big success.
- The new product is expected to be a big success.
のようになります。
1つ目のthat以下の文の主語であるthe new productが、2つ目の文では文頭に置かれ、1つ目のthat以下の文の主語の動詞が、2つ目の文ではtoの後ろに不定詞で置かれています。
気をつけたいtell
上の動詞のリストにはありませんが、
Tell
は、
主語+受動態+to不定詞
という形で、受動態として使うことができます(It is told thatとは言わない)。
ただしその場合は、
~をしろという命令をされた
という意味になります(具体的にする行為をto不定詞で表します)。
例えば、
I was told to wait here.(私はここで待つように言われました。)
のように言えます。
報告系動詞の2つ目の受動態の文の形
報告系動詞には、
- It +受動態+thatの構文:通常
- もともとの主語+受動態+to不定詞:元の主語を強調したい
の両方の形で受動態を作るものがあります。
また、2つ目の形をtellで
主語+tellの受動態+to不定詞:
のように作ると、何かをすることを命令される、という意味にもなります。
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