
主語がitの受け身文ってどう使うの?
この記事を読むと、
英語でitとthatを使った受動態の使い方の基礎
についてわかるようになります。
Itを使って受動態を作ることについてざっくりと
英語で受動態(受け身の文)を使う場合は、
- 『誰がする』のか明らかなとき
- 『誰がする』のか分からないとき
- 手続き・プロセスについて話すとき
- トピックを先頭にするため
- 長い主語を文頭から移動させるため
- That節が主語になるのを避けるため
などがあります(参考:【やり直し英語:英語と日本語で受け身を使うときが違うことについて】)。
が、
硬い文章ではItを使った受け身の文になりやすい動詞
というのが存在します。
掘り下げます。
硬い文章ではItを使った受け身の文になりやすい動詞のグループ33選って?
ビジネスや論文などの硬い文章でItを使った受け身になりやすい動詞は、
報告系の動詞
という大きな傾向があります。
つまり、報告書や論文などでよく使われそうな動詞です。
具体的には(受動態になったときの意味を書いています):
- Acknowledge:〜と認められている
- Agree:〜と合意されている
- Allege:〜と主張されている(証拠なしに)
- Announce:〜と発表されている
- Assume:〜と仮定されている
- Believe:〜と信じられている
- Calculate:〜と計算されている/見積もられている
- Claim:〜と主張されている
- Consider:〜と見なされている/考えられている
- Decide:〜と決定されている
- Demonstrate:〜と実証されている
- Discover:〜と発見されている
- Establish:〜と確立されている/明らかにされている
- Estimate:〜と見積もられている
- Expect:〜と予想されている
- Feel:〜と感じられている
- Find:〜と分かっている/発見されている
- Hope:〜と望まれている
- Intend:〜と意図されている
- Know:〜と知られている
- Mention:〜と述べられている
- Plan:〜と計画されている
- Propose:〜と提案されている
- Recommend:〜と勧められている
- Report:〜と報告されている
- Reveal:〜と明らかにされている
- Say:〜と言われている
- See:〜と見られている(=思われている)
- Show:〜と示されている
- Suggest:〜と提案されている
- Suppose:〜と仮定されている/考えられている
- Think:〜と考えられている
- Understand:〜と理解されている
といった動詞です。
これらの動詞は、
主語+be動詞+過去分詞+that
の形で使います。
なので例えば、
- It is said that he won the lottery.(彼は宝くじに当たったと言われている。)
- It is believed that she speaks five languages.(彼女は5か国語を話すと信じられている。)
のような文を作ることができます。
気をつけたい!Itを使った受動態が作れそうだけど駄目な7つの動詞
意味的には、上で挙げた
報告書や論文などでよく使われそうな動詞(報告系動詞)
なのに、
主語+be動詞+過去分詞+that
の形が使えないものがあります。
具体的には、
- Encourage:誰かを励ます/〜するように励ます
- Inform:誰かに知らせる/通知する
- Persuade:誰かを説得する/〜するように説得する
- Reassure:誰かを安心させる/〜だと保証する
- Remind:誰かに思い出させる/〜するよう促す
- Tell:誰かに伝える/〜するように言う
- Warn:誰かに警告する/〜しないように注意する
などです。
これらの動詞は、動詞の特性上、ぜったいに直接目的語が必要とされます。
そのため、受動態として使う場合は、
直接目的語(新しい主語)+be動詞+過去分詞+that
のようにして使います。
例えば、
- Employees were informed that the meeting had been canceled.(従業員たちは会議が中止されたことを知らされた。)
- They were warned that the road might be slippery.(彼らは道路が滑りやすいかもしれないと警告された。)
のようになります。
Itとthatを使った受動態
英語の受動態には、
硬い文章ではItを使った受け身の文になりやすい動詞
があります。
具体的には、
報告書や論文などでよく使われそうな動詞(報告系動詞)
です。
そしてそういった動詞は、種類(直接目的語が必須かどうか)によって、
- 主語+be動詞+過去分詞+that
- 直接目的語(新しい主語)+be動詞+過去分詞+that
の作り方に分かれます。
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