【やり直し英語:使役の受け身をわかりやすく】

文法

英語の使役形も受動態も勉強したけど、使役の受動態ってなに?

 

この記事を読むと、

 

英語の使役の受け身

 

についてわかるようになります。

 

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使役と受け身

 

前提を共有するために、日本語にも英語にもある、使役と受動態(受け身)という話し方について確認します。

 

2つの言い方の違いは、

 

  • 使役:主語の人が他の人を使って何かをさせる言い方
  • 受け身:文の中の動詞の直接的な対象物に注目した言い方

 

となります。

 

動詞の直接的な対象物というのは、動詞の行為が直接影響する物、のことです。

たとえば、

 

昨日、娘のためにケーキを作った

 

という文では、『作った』という動詞の行為が直接影響を受けている(動詞に密接に関わっている)のは、『ケーキ』です。

 

なのでたとえば日本語だと、

 

  • 使役:私は子どもに野菜を食べさせた。←野菜を食べたのは子ども。食べた理由は私が子どもに何かをしたから。
  • 受け身:猫に魚を盗られました。←猫が魚を盗った、という文の中の『魚』を強調した文

 

となります。

 

英語だと、

 

  • I had the children eat vegetables.
  • The fish was stolen by the cat.

 

になります。

 

使役の受け身

 

使役の受け身は、上で確認した

 

使役と受け身の合わさった言い方

 

です。

 

つまり、

 

  • 誰かに何かをさせている
  • 文の中で動詞の直接的な対象物を注目させたい

 

というときに使います。

 

作り方は、

 

  • 主語+Have / Get + DO+過去分詞(+ by する人)

 

となります(haveとgetの意味上の違いはなし)。

 

なのでたとえば、

 

  • I had my car washed by the mechanic.(私は車を整備士に洗ってもらった。)
  • He got his documents signed by the manager.(彼はマネージャーに書類にサインしてもらった。)
  • You should have your car repaired.(車を修理してもらうべきです。)

 

のようになります。

 

英語の使役の受け身は具体的にはいつ使うのか

 

使役の受け身(受動態)が使われるのは、

 

  • サービスを受けるとき
  • 被害を受けたとき(原因が主語にあると考えるとき)

 

です。

 

なのでたとえば、

 

  • I had my car washed by the mechanic.(私は車を整備士に洗ってもらった。)
  • I had my car stolen.(私は車を盗まれた。)

 

のようになります。

 

となると、察しの良い人は、

 

  • 受動態:My car was stolen.
  • 使役の受け身:I had my car stolen.

 

の違いは何?となりませんでしょうか。

 

この違いは、

 

  • 受動態:My car was stolen.:起きたことをそのまま伝えている
  • 使役の受け身:I had my car stolen.:起きたことが主語(自分)に理由・原因があるのではと考えいる

 

となります(車のドアの鍵をかけ忘れたとか)。

 

つまり、

 

私が車を盗ませた。

 

のような文だと、直接的に自分が誰かに頼んで車を盗ませたと読み取られてしまうこともあるので、日本語訳だとよく普通の受け身が使われがちです。

 

英語の使役の受け身(受動態)

 

英語の使役の受け身は、

 

  • サービスを受けるとき
  • 被害を受けたとき(原因が主語にあると考えるとき)

 

に使われ、作り方は、

 

主語+Have / Get + DO+過去分詞(+ by する人)

 

です。

 

 

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