英語の読解力を上げたいから、小説を読もうと思う。
この記事を読むと、
英語の初心者は小説を使ってリーディングの勉強をしないほうがよい理由
についてわかるようになります。
英語初心者が小説を使ってリーディングの勉強をしないほうがよい1つの理由
結論から書くと、
地の文の読解が難解であるから
という理由で、
英語の初心者には小説を使ったリーディングの勉強はおすすめできない
と言えます。
掘り下げます。
小説に使われる2つの文
日本の小説でも同じですが、小説には
- キャラクターの言葉
- それ以外の言葉(地の文)
の2つの文が存在します。
キャラクターの言葉というのは、いわゆる漫画などで使われるようなフキダシ(雲みたいな記号の中にセリフがあるもの)に代表されるような、会話的な文、です。
それに対して地の文には、状況描写、説明、抽象的な情緒を喚起させる文など色々なものが含まれ、会話的ではない文です。
英語初心者に難解な地の文
英語初心者は多くの場合、英会話を中心とした易しい英語から習い始めます。
学校で一番はじめに勉強したのは、挨拶や自己紹介ではなかったでしょうか?
しかしそういった、
会話的言葉の英文や語彙を小説の地の文に見つけるのは難しい
です。
そして
地の文の英語は抽象的で難しい言葉が使われがち
という特徴があります。
そのため、
英語初心者には小説を使ったリーディングの勉強がおすすめできない
のです(ちなみに管理人は子供向けのハリーポッターを読もうと挑んで挫折した思い出がありあす)。
英語初心者には小説はおすすめできないが……?
小説を使ったリーディングの勉強方法は、
地の文が英語初心者が習っていない英語でできていることが多いのでおすすめきない
です。
そのうえでおすすめできるのは、
- 英会話の勉強で使った参考書
- 英語で書かれた自伝
- ラダーシリーズの小説
の3つの教材です。
英会話の勉強で使った参考書:
自身の英語の基礎が詰まっているはずなので、リスニングなどを通して覚えているレッスンの英会話文がすべて読んで理解できるまで何度も読みましょう(途中でもうだいたいわかると飽きてきた頃が卒業時期です)。
英語で書かれた自伝:
自伝は自分のことを自分の言葉で書かれているので、基本的に地の文がないです。
また、作者は自身のことを読者に知ってもらいたいため、話しかけるようなわかりやすい書き方をしていることも多いです。
僕のおすすめはダライ・ラマ(たまたま1冊目に選んだだけなのですが、すいすいと英語が頭に入ってきた)の自伝です。
が、基本的には自分が好きな人の自伝を探して読むのがおすすめです。
※あまり昔の人を選ぶと、言葉は平たくても文化的にもう古すぎて理解できないこともあるので注意が必要です。
ラダーシリーズの小説:
ラダーシリーズというのは過去にでた英語の小説を、英語のレベル別に単語を限定して書き直しているシリーズです。
そのため前提として、原作の英語とは違うということがあります。
しかし、まだ英語初心者レベルだけどどうしても英語で小説を読んでみたい、という方にはおすすめです。
シリーズ
レベル1:英検4級レベル
レベル2:英検3級レベル
レベル3:英検準2級レベル
レベル4:英検2級レベル
レベル5:英検準1級レベル以上
参考:【英語のニュースが読めるようになっても英語の小説が読めない1つの理由】
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