英語の参考書や文法書に音声付きのものがあるけど、正直聞かないで、読んだほうが早くない?
この記事を読むと、
参考書や文法書は実は読むだけより聞いたほうが早いということ
についてわかるようになります。
英語の参考書や文法書を読むこと
英語の参考書や文法書には、CDやmp3の例文の音声付きのものがあります。
が、正直聞くのが面倒くさくて、途中から本を読むだけになっていたりしないでしょうか。
そして実際、
読んだほうが早い
という現実もあります。
日本語での解説文はともかく、ある程度文法の理解が進んだあとには、例文の英語も読んだらぱっと意味がわかってしまうのではないでしょうか。
英語の参考書や文法書を聞くこと
読んで意味のわかる英語の例文は、それでも音声を聞いたほうがいいです。
その理由は、
読んで理解と聞いて理解は違う次元の話
だからです。
僕達が英語を読んで理解できるのは、文字が読め、単語がわかり、文法を知っているからです。
けど、英語を聞くときには文字はありません。
もちろん、参考書や文法書の例文は文字として存在しています。
しかし、いざ実際、
- 英語の会話
- 英語のスピーチ
- 英語のアナウンス
などのときは、文字はありません。
なので、
音だけで英語を理解しなければならない
ということになります。
でも、英語が読んでわかるんなら聞いてもわかるんじゃないの?
英語を読んで意味が理解できるなら、聞くときも意味がわかるんじゃないのかという考え方もあります。
僕も以前はそうでした。
しかし結論から書くと、多くの場合、
読んだらわかる英語の文が聞いたらわからない
という状況に陥ります。
しかし上に書いたこととも少し重なるのですが、
- 読む:文字情報の処理
- 聞く:音情報の処理
なので、まったく違うものという再認識が必要です。
言い換えると、僕たちには
英語が読めても聞いたらわからない段階がある
となります。
それは、
僕たち学習者が英語を読むときは、僕たちがOKだと信じている英語を脳内で発音している
からです。
僕たちの脳内英語発音は、
- 英語の発音が身についていないとき:カタカナ英語(いわゆる片言英語)
- 英語の発音が身についたあと:レベルによるが、英語話者にも通用する英語
のように変わります。
なので、英語が身についていないときに参考書などの例文の英語を読むことは、
読んで意味が理解できていても、発音的には間違って覚えている可能性が高いので、実際に英語の音声を聞いても何を言っているかわからないことが多い
のようになってしまうことがあります。
ちなみに罠として、参考書や文法書の最初のほうにある簡単な例文は、読めるし聞いて理解できることが多い文も多いです。
そのため、そのまま読むだけでもいいかなと思ってしまいがちなのですが、あとに行けば行くほど音声だけでは理解しにくい例文になっていきます。
なので、参考書や文法書に音声がある場合は、軽視しないで聞く機会を増やすのがおすすめです。
急がば回れは英語にも言える
参考書や文法書についている例文の音声は、実はかなり有用です。
それは、
たとえ英語の例文を読んで理解できても、音としては認識できないことが多い
からです。
なので、英語の発音がまだ身についていない段階にいる場合は、
面倒くさくても音声を確認しながら例文等を理解するようにする
ことがおすすめです。
特に参考書や文法書に掲載されている例文は、僕たちが今後使う英語のひな形になることも多いです。
なので、間違った発音で何度も読んで覚えてしまわないように、気をつけたいところです。
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