英語のイントネーションを覚えたいんだけど、たくさんルールがあってよくわからない
この記事を読むと、
英語のイントネーションを効率的に覚え方
についてわかるようになります。
※イントネーション:単語や文の上がり調子と下がり調子の発音のこと
英語のイントネーションの効率的な3つの覚え方
結論から書くと、
- 日本語のイントネーションを簡単に復習する
- 英語のイントネーションのルールを簡単に理解する
- 実際の英語を聞きイントネーションのモデルを頭に作る
ことにより、
効率的に英語のイントネーションを覚えられる
ようになります。
掘り下げます。
日本語のイントネーションを簡単に復習する
英語のイントネーションを勉強する前に、
日本語のイントネーションをさらっと復習しておく
のがよいです。
その理由は、
日本語と英語のイントネーションの表れ方や場所が違うことを意識的に知って、日本語のイントネーションに引きずられないようにするため
です。
日本語のイントネーションの説明の簡略化のために、共通語(いわゆる東京の言葉)のイントネーションを例にします。
そして難しく考えることはなく、
- 丁寧さでの違い
- 複数の文や単語が繋がっているとき
の2つだけ軽く振り返ってみましょう。
丁寧さでの違い
日本語で話すとき、僕たちはため口で話すか敬語を使って話すかの二者択一になります。
そして、
- ため口で話すときの疑問文:語末は上がり調子
- 敬語を使って話すときの疑問文:語末は下がり調子(というか平坦)
という特徴があります。
例:
チョコ食べる?(⤴)
チョコを食べますか。(→)
※ギャル語とかだと、敬語の文体でも疑問文で語末は上がりますが、それは別の話としておきます
この違いが英語のイントネーションを学ぶときに重要な理由は、
英語ではため口で話す相手でも丁寧な言葉で話す相手でも、疑問文のイントネーションは同じ
だからです。
そして往々にして、発音の教科書では日本語の訳文として丁寧な文が使われていることが多く、つられて平坦な発音になりがちなので気をつけましょう。
教科書の日本語訳次第で、僕たちの頭の中でイントネーションの方法がスイッチしてしまいがちです。
複数の文や単語が繋がっているとき
たとえば、
昨日、渋谷へ行ったら田中と山田がいたんだけど、声をかけずに帰ってきちゃった。
のような文では、
- 複数の文:渋谷へ行ったら田中と山田がいた+声をかけずに帰ってきちゃった
- 複数の単語:田中+山田
のような繋がりがあります。
そして通常、日本語ではイントネーションは一定です。
英語のイントネーションの5つのルールを簡単に理解する
日本語のイントネーションを軽く復習したら、英語のイントネーションも簡単に学びましょう。
『簡単に』の理由は、
ルールよりも実際の英語のイントネーションを聞いて慣れることのほうが重要
だからです。
そしてこの記事では、
英語と一致がしやすい日本語のため口のイントネーションと英語のイントネーションを比較していく
ようにします。
英語のイントネーションでは、
- 二者択一のときは上げて下げる
- 疑問詞を使った疑問文では語末を下げる
- 2つの文がある場合は、最初の文の文末は上げる
- 複数の単語を並べるときは基本上げて最後は下げる
- 文末に確認するための疑問文が追加されたときは上げる
の5つが、日本語のため口のイントネーションと反対になるので特に気をつけましょう。
二者択一のときは上げて下げる:
Do you want some coffee (⤴) or tea (⤵)?
(コーヒーかお茶飲む?)
疑問詞を使った疑問文では語末を下げる:
※疑問詞:what, when, which, whoのような言葉
What do you want to drink? (⤵)
(何が飲みたい?)
2つの文がある場合は、最初の文の文末は上げる:
If you want some coffee (⤴), say it.
(コーヒーが飲みたかったら、そう言って。)
複数の単語を並べるときは基本上げて最後は下げる:
I have some milk (⤴), juice (⤴) and coffee(⤵).
(牛乳とジュースとコーヒーがあるよ。)
文末に確認するための付加疑問文が追加されたときは上げる:
You said “coffee”, didn’t you? (⤴)
(コーヒーって言ったよね?※日本語では最後上がらない)
これ以外の英語のイントネーションは、基本的に日本語のため口と同じです。
実際の英語を聞きイントネーションのモデルを頭に作る
英語のイントネーションのルールを軽く勉強したら、実際に英語を聞きましょう。
ルールを読んだだけではイントネーションは身につかない
です。
そして、
イントネーションは話している人の気持ちによって微妙に変化する
ので、発音の教科書や参考書の音源だけでなく、
なるべく多くの英語を聞き、イントネーションのモデルを頭の中に作る
ようにするのがおすすめです。
映画、ドラマ、YouTube。
なんでもいいので、
イントネーションを意識しながら英語を聞く
ようにしましょう。
しばらく練習すると、
英語を聞いていなくても頭の中で英語のイントネーションを再現できる
ようになります。
英語のイントネーションを身につけるのなら
英語のイントネーションを身につけたいのなら、
- 日本語のイントネーションを簡単に復習する
- 英語のイントネーションのルールを簡単に理解する
- 実際の英語を聞きイントネーションのモデルを頭に作る
ようにするのが効率的です。
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