【やり直し英語:間接話法をわかりやすく】

文法

 

英語の間接話法がよくわからない……。

 

 

この記事を読むと、

 

英語の間接話法

 

についてわかるようになります。

 

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英語の間接話法についてざっくり

 

英語の間接話法とは、

 

He said that (彼が言った内容)

 

のような構文で引用を表す話法のことです。

 

対となる直接話法もあり、それは、

 

He said, “(彼が言った内容)

 

のようにクォーテーションマークで囲むだけで済む話法です。

 

なので間接話法のほうが少し複雑になるわけですが、間接話法のルールについてざっくり書くと、

 

  • 4つのタイプの間接話法がある
  • 時間や場所の表現も変更する必要もある
  • 引用の文の時制はメインの文によって変更する必要もある

 

ということが言えます。

 

掘り下げます。

 

4つのタイプの間接話法がある

 

間接話法には主に4つのタイプがあります。

 

  • 普通の間接話法(例:彼はそれを食べたと言った)
  • はい・いいえの疑問文のための間接話法(例:彼はそれを食べるかと聞いた)
  • その他の疑問文のための間接話法(例:彼は何を食べるかと聞いた)
  • 命令の間接話法(例:彼はそれを食べろと言った)

 

というものです。

 

間接話法で大切なことは、

 

引用文の部分は直接言ったことではなく要約にする

 

ということです。

 

それぞれの作り方を簡単に書いておくと、

 

普通の間接話法:

  • メインの文と引用文をthatでつなぐ

 

はい・いいえの疑問文のための間接話法:

  • メインの文と引用文をifかwhetherでつなぐ(ifのほうがよく使われる)

 

その他の疑問文のための間接話法:

  • メインの文と引用文を疑問詞でつなぐ(続く文は主語動詞の順番)

 

命令の間接話法:

  • メインの文と引用文をTo不定詞でつなぐ

 

となります。

 

なのでたとえば、

 

He said that he had eaten it.

彼はそれを食べたと言った。

 

He asked me if (whether) I would eat it.

彼はそれを食べるかと聞いた。

 

He asked me what I would eat.

彼は何を食べるかと聞いた。※What would I eatになっていないことに注意

 

He told me to eat it.

彼はそれを食べろと言った。

 

のようになります。

 

時間や場所の表現も変更する必要もある

 

上でも書いたように、

 

間接話法では引用文の部分は要約にする必要がある

 

ので、基本的には人称だ名詞が変更になるのですが、時間や場所なども変更する必要があることがあります。

 

それは日本語でも同じで、

 

彼は昨日それを食べたと言っていた。

 

という文の『昨日』を引用文の一部とすると、『彼は昨日それを食べたと言っていた。』という文を言った日の一日前を意味します(もちろんそのままでも正解となるケースもあります)。

 

しかし、

 

彼は前日にそれを食べたと言っていた。

 

とすると、『彼は前日にそれを食べたと言っていた。』という発言がいつなされようと、『前日にそれを食べた』という彼が発言した日の一日前を指すことができます。

 

同じように英語でも、

 

  • this / that (指示形容詞) → the
  • here → there
  • today → that day
  • yesterday → the day before
  • tomorrow → the next day / the following day
  • next week (month, year) → the following week (month, year)
  • last week (month, year) → the previous week (month, year)
  • ago → before

 

などのように変更する必要があります。

 

なのでたとえば、

 

He said that he had eaten it two weeks before.

彼は二週間前にそれを食べた(彼の発言の2週間前)と言った。

 

のようになります。

 

ちなみにこれを直接話法で書くと、

 

He said, “I ate it two weeks ago

彼は「それを2週間前に食べた」と言った。

 

のようになります。

 

引用の文の時制はメインの文によって変更する必要もある

 

上で紹介したとおり、間接話法には

 

  • 普通の間接話法(例:彼はそれを食べたと言った)
  • はい・いいえの疑問文のための間接話法(例:彼はそれを食べるかと聞いた)
  • その他の疑問文のための間接話法(例:彼は何を食べるかと聞いた)
  • 命令の間接話法(例:彼はそれを食べろと言った)

 

という4つのタイプがあります。

 

このうち、

 

  • 普通の間接話法(例:彼はそれを食べたと言った)
  • はい・いいえの疑問文のための間接話法(例:彼はそれを食べるかと聞いた)
  • その他の疑問文のための間接話法(例:彼は何を食べるかと聞いた)

 

の3つに関しては、引用文の動詞部分の時制に注意する必要があります。

 

命令の間接話法(例:彼はそれを食べろと言った)は、

He told me to eat it.

彼はそれを食べろと言った。

 

He told me not to eat it.

彼はそれを食べるなと言った。

 

というふうにTo不定詞が使われていて時制が関係ないので除外します。

 

さて間接話法は、

 

主節(メインの文)+従属節(要約された引用の文)

 

に分かれます。

 

そして、

 

メインの文の動詞が過去形のとき、要約された引用文の動詞も変更する必要がある

 

ということが起きます。

 

具体的には、

 

  • 引用文が動詞が現在:過去形を使う
  • 引用文の動詞が過去や完了形:過去完了形を使う
  • 引用文の動詞部分が未来:wouldを使う

 

となります。

 

なのでたとえば、直接話法と比較して書くと、

 

He said, “I am talking to her”.

He said that he was talking to her.

彼は彼女に話していると言った。

 

He said, “I was talking to her”.

He said that he had been talking to her.

彼は彼女に話していたと言った。

 

He said, “I will talk to her”.

He said that he would talk to her.

彼は彼女に話しかけると言った。

 

のようになります。

 

時制や時間を変更しなくてもよいとき

 

間接話法では時制や時間を変更しなくてもよい例外があります。

それは、

 

文が発言されたときに引用の箇所がまだ同じ条件をもっているとき

 

です。

 

具体的には、

 

He said, “He is going to eat it this evening”.

彼は「これは今日の夕方食べるよ」と言った。

 

という文を間接話法にするときに、

 

彼の発言と話者の発言が同じ日でありまだ夕方でない場合

 

He said that he is going to eat it this evening.

彼はこれを今日の夕方食べると言った。

 

ということができます。

 

MayとMustの変更

 

Canやwillなどの法助動詞も、メインの文が過去形の場合に変更があります。

Canがcouldになったり、willがwouldになったりです(すでに過去形の場合、変更はありません)。

 

しかし、

 

  • May
  • Must

 

については、

 

May:

  • 可能性の意味として使っている:might
  • 許可の意味として使っている:could

 

Must:

  • 義務の意味として使っている:had to
  • 推測の意味として使っている:mustのまま

 

のようになります。

 

なのでたとえば、

 

He said, “It may be her”.

He said that it might be her.

彼は、これはきっと彼女だと言った。

 

He said, “May I use it?”.

He asked if he could use it.

彼は、それを使っていいか聞いた。

 

He said, “You must come”.

He said that I had to come.

彼は、わたしは来なければならないと言った。

 

He said, “Taro must be sick”.

He said that Taro must be sick.

彼は、太郎は病気に違いないと言った。

 

のようになります。

 

英語の間接話法

 

英語の間接話法は、直接話法に比べて複雑なように思えます。

 

しかし、

 

引用文は要約する

 

というように覚えておくと意外と基本については簡単にできるようになります。

 

 

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