基本単語のはずなのに、goとcomeの使い方で間違えるときがある……。
この記事を読むと、
goとcomeと日本語の行く・来るの違い
についてわかるようになります。
Comeなのに訳は『行く』?
英語のgoとcomeの日本語訳として
- Go:行く
- Come:来る
というのをよく見かけるのではないでしょうか。
が、そのせいで、映画やドラマでよく使われる
I’m coming.:今、行くよ。
の訳が、どうして行くになっているのか疑問に思ったことはないでしょうか。
僕はあります。
訳が間違ってるんじゃないの?と思っても、見ていたドラマや映画のシチュエーション的には確かに日本語では『行く』と言うところ。
かといってネイティブが間違えるはずもないし……。
どこか僕たちの使う日本語の『行く』・『来る』と英語の『go』・『come』の間にずれがあるようです。
掘り下げます。
日本語の行くと来るの使い方
というわけで、日本語の『行く』と『来る』についてです。
日本語の『行く』と『来る』は、
- 行く:今いるところからどこかへ行く
- 来る:話者のいるところ、所属しているところに向かう
という違いがあります。
『来る』のほうだけ定義がこましゃくれています。
特に重要なのは、『来る』という言葉が入った文を発言している人(話者)が重要なキーになるという点です。
例えば、
- 社長は明日北海道へ行く。:社長は今、北海道にはいない
- 今、新宿にいるんだけど来ない?:話し相手が『話者が現在いる新宿に』に向かう(向かってくる)
みたいな。
『来る』に関しては、定義の後半部分の話者の所属しているところに向かうという意味もあります。
これは例えば、話者の働いている会社や国などのことを指します。
そして話者の所属しているところについては、今、実際に話者がその場にいなくても『来る』が使えます。
なので、
- ちょっと今出張中で会社にいないけど、明日会社に来たら、俺の机の上の書類をコピーしといてくれない?:話者は働いている会社に現在いないが、その会社に所属しているので『会社の一部として居る』というイメージ
のようなことが言えます。
英語のgoとcomeの使い方
英語の『go』と『come』も基本的には日本語の『行く』と『来る』と同じです。
が、英語のcomeについては、日本語にはない
come:話者がこれから参加予定のイベントなどに向かう
という意味もあります。
これこそが、
今、行く:I’m coming.
という訳が可能になる理由です(主語はI以外でも可能)。
というのは、上のようなセリフが使われるシーンは、例えば
- 1階で夕飯ができたと母親に言われたその返答して
- 崖から落ちそうになっている娘を助けに行くマッチョな父親が娘に一言
みたいなときだからです。
- 夕ご飯というこれからのイベントに向かう
- 娘を助けるというこれからのイベントに駆けつける
なので、comeが使えます。
英語のgoとcomeと日本語の行く・来るが重なっていないと思ったら
日本語と行く・来るにも英語のgoとcomeにも、
- 行く:今いるところからどこかへ行く
- 来る:話者のいるところ、所属しているところに向かう
という意味がありますが、英語のcomeには、
come:話者がこれから参加予定のイベントなどに向かう
という、日本語では『行く』の意味の中にある定義があるので注意が必要です。
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