現在完了形と現在完了進行形の違いがよくわからない人向けの記事です。

英語の現在完了と現在完了進行形はどう違うの？

この記事を読むと、

現在完了形と現在完了進行形の違い

についてわかるようになります。

現在完了形と現在完了進行形の作り方
英語の現在完了形と現在完了進行形の違い
現在完了進行形で注意する動詞①：状態動詞
現在完了進行形で注意する動詞②：瞬間動詞
現在完了進行形で注意する動詞③：liveとwork
現在完了形と現在完了進行形の違い

現在完了形と現在完了進行形の作り方

現在完了形は、

Has + 過去分詞

Have + 過去分詞

現在完了進行形は、

Has + been + 動詞のing形

Have + been + 動詞のing形

のように作ります。

現在完了形については、【やり直し英語：現在完了形をわかりやすく】も参考ください。

英語の現在完了形と現在完了進行形の違い

結論からざっくり書くと、

現在完了進行形：過去に起きたことが現在今も続いている

現在完了形：過去に起きたことが現在にも影響があるが行為自体は終わっている、または一区切りついている

という違いがあります。

現在完了形も現在完了進行形も、

過去に何かが起きて現在と繋がりがあるということは共通

です。

しかし、

現在完了進行形はその起きたことが現在までまだ続いている

ということを伝えるために使われます。

具体的には、たとえば

I’ve tried to eat it all. （これをすべて食べようとした（が、食べられずに努力が終わった））
I’ve been trying to eat it all.（これをすべて食べようとまだしている）

のように違います。

ちなみに、

現在進行形はまさに今という現在だけを切り取って伝えたいときに使われる

ところが現在完了進行形と違うところです。

なので、

I’m trying to eat it all.（これをすべて食べようとしている（今現在という意識に焦点））
I’ve been trying to eat it all.（これをすべて食べようとまだしている（過去から今までずっと頑張って食べ切ろうとしている））

のように違います。

現在完了進行形で注意する動詞①：状態動詞

動詞の中でも、

状態や状況を表す動詞は現在完了進行形といっしょには使えない

です。

例として：

Love

Hate

Know

Belong

Believe

Remember

などがあります。

こういった動詞を使うときは、現在完了進行形にしたくても

現在完了形を使う

ようにします。

現在完了進行形で注意する動詞②：瞬間動詞

一度しか起きない動詞も、現在完了進行形としては使えないです。

これは注意が必要です。

なぜなら、たとえば

Get married（結婚する）

という動詞は、日本語では『結婚している』とあたかも進行形で言えるのですが、

Get marriedという契約はあるモーメントの１回のことを指す

ので、

進行形を使うことは不可

です（現在完了は使えます）。

同じような意味を持つ動詞に、

Quit（やめる）

Break（壊す）

Move in（引っ越す）

Graduate（卒業する）

などがあります。

現在完了進行形で注意する動詞③：liveとwork

特殊なケースですが、

Live （住む）

Work （働く）

という動詞は、

I’ve lived (worked) here for 10 years.
I’ve been living (working) here for 10 years.

の両方で意味の違いがなく、両方とも

わたしはここに１０年住んでいる

という意味になり得ます。

ただし、現在完了には、

経験（わたしはここに１０年住んだことがある）

のような意味もあるので、文脈で判断することもあります。