リスニングのトレーニングって、どうやったら一番効果が出るの?
この記事を読むと、
英語の聞き取りに効果がでる3つのトレーニング方法
についてわかるようになります。
英語のリスニング力の向上につながる3つのトレーニング
結論から書くと、大きく
- 発音
- 単語の聞き取り
- 文の聞き取り
のトレーニングをすることによって、
リスニング力の向上
が見込めるようになります。
具体的に掘り下げます。
発音のトレーニング
リスニング力の向上には、発音の力が欠かせません。
なぜなら、
- 英語の発音の知識
- 英語の発音の体感的な経験
がなければ、
僕たち多くの日本人は英語の音をきちんと聞き取れない
からです。
その理由は、
人は生まれてしばらくすると、脳が周囲の言語の音を効率的に聞き取れるようにチューニングされるから
です。
たとえば、日本人の幼児はLやRの聞き分けができるのですが、しばらくすると聞き分けができなくなります。
それは、
日本語ではLやRの音が分かれていないので、いちいち2つの音を区別しないことによって脳の負担を減らせるから
です。
というわけで、発音のトレーニングなしにリスニングの勉強を始めると、
日本語にチューニングされた脳が英語の音を処理する
ので、ある程度のところで無理が出てくるようになります。
そこで必要になるのが、発音のトレーニング。
具体的には、
- 英語の発音を知識として学習
- 実際に発音できるようにする(口元が覚える)
ということをします。
知識として学習するもの
発音の知識として次の3つのことを学習しましょう。
- 発音点
- 発音方法
- 英語の音のルール(リンキングなど)
です。
学習してきちんと理解できているかは、
英語の発音に関する知識を自分の言葉で説明できるか
で測ることができます。
実際に発音できるようにするもの
発音の知識を蓄えると同時に、実際に発音を体に覚えさえましょう。
言うまでもなく、
見るとできるは違う
からです。
そして、発音できるようにするものは、
- 英語のリズムやメロディ
- 英語の個々の発音
の2つです。
英語のリズムやメロディは、英語の音らしさを形作る英語の音のバックボーン。
このバックボーンがないと、個々の英語の音の発音ができても、話すと日本語っぽくなります。
ただ、英語のリズムやメロディに関しての参考書は今のところでていないので、
実際の英語の音声を聞きながら、リズムとメロディに集中してシャドーイングする
のがよいです。
英語の個々の発音に関しては、発音の学習をしながら何度も体(口元)に覚えさせるようにしましょう。
単語の聞き取りのトレーニング
まずは、
リスニング教材の台本を読む
ところから始めましょう。
リスニングのトレーニング中は、
英語の音を聞き取り意味を理解できるようにする
ことが目的です。
テストではない
ので、
純粋に問題を解くような必要は最初からする必要はない
です。
スクリプト(台本)を読み、自分が知らない単語があれば意味を調べる
ようにしましょう。
意味の知らない単語がなくなったら、リスニングをします。
このとき、
この単語はこういうスペルだったからこういう発音だという意識
は捨てるようにします。
反対に、
この発音があの単語(そしてその意味は)
というように、
発音に単語の知識を合わせる(もしくは意味に発音を合わせる)
ようにしましょう。
正直、リスニングのトレーニング中は、スペルはどうでもよいです。
音を聞き取れ意味が理解できる
ことが最重要課題だからです。
文の聞き取りのトレーニング
文の聞き取りは、文法の聞き取りをも意味します。
というわけで、単語のトレーニングと同じように、まずは
リスニング教材のスクリプト(台本)に目を通す
ようにしましょう。
そしてわからない文法があれば調べて勉強し、
すべての文の意味がわかるようになったらリスニング
をします。
リスニングをしつつ、
聞き取った文で使われていた文法がすぐに分析理解できる
ことが目標になります。
条件法や現在完了、過去完了などなど、読めばわかるけど聞いたら戸惑ってしまう可能性のある文法の使われた文が、
A is B.の文並みに理解できる
ようになったら、そのリスニングの勉強は完成です。
次のものに移ります。
文の聞き取りのトレーニングでは、発音のトレーニングで勉強しているリンキングなどの英語の音のルールの知識が大いに役に立つようになります。
なぜなら、単語と単語のつなぎ目の音が合体したときの音のルールなどで、
文の聞き取りは単語単体の聞き取りよりも複雑になっているから
です。
リスニングのトレーニングをしてリスニング力をアップさせましょう
英語のリスニングのトレーニングは、
- 発音
- 単語の聞き取り
- 文の聞き取り
の3つをすることによって効果を発揮します。
どれか1つが欠けると、リスニングのレベルが途中で上がりどまりしてしまうので、上で紹介した方法を参考にトレーニングをするのがよいかと思います。
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