英語の強調構文がよくわからない……どう作って、いつ使えばいいの?
この記事を読むと、
基本の強調構文(It is X(普通の名詞)~)の使い方
についてわかるようになります。
強調構文が使われる2つのタイミング
結論から書くと、
- 話題のキーワードを強調したい
- 相手の間違いを強調して直したい
ときに、英語では主に強調構文が使われます。
日本語では、
- 7時だった。僕たちがそこへたどり着いたのは。(強調しない場合:僕たちがそこへたどり着いたのは7時だった。)
- 1時じゃありません。僕たちがそこへたどり着いたのは7時です。(強調しない場合:僕たちは7時にそこへたどり着いたのです。)
のように強調したい場合は、該当の言葉が文の前に来たり最後に来たりする傾向があります。
基本的な強調構文の作り方
英語にはいくつか強調構文の使い方があります。
その中で一番基本的なものが、
- It is 強調したい言葉 + that + 主語動詞文
- It is 強調したい言葉 + that(who, which) + 動詞文
です(isの部分は過去の話ならwasになります)。
この2つの文型の違いは、
- 主語以外を強調したい:It is 強調したい言葉 + that + 主語動詞文
- 主語を強調したい:It is 強調したい言葉 + that(who, which) + 動詞文
となります。
主語以外を強調したい:It is 強調したい言葉 + that + 主語動詞文
主語以外を強調したいというのは、たとえば
You need to remember your password now.
パスワードを今思い出してください。
という文では
your passwordを強調:
It’s your password that you need to remember now.
今思い出して欲しいのはあなたのパスワードです。
nowを強調:
It’s now that you need to remember your password.
パスワードを思い出して欲しいのは今です。
のように文の要素を強調させることができます。
主語以外を取り出して強調しているだけなので、that以下には主語と動詞の入った文が必要となります。
主語を強調したい:It is 強調したい言葉 + that(who, which) + 動詞文
主語を強調したい場合というのは、上と同じ例文を使うと、
You need to remember your password now.
パスワードを今思い出してください。
という文の主語であるYouを強調して、
It’s you who(that) need to remember your password now.
パスワードを今思い出す必要があるのはあなたです。
ということができます。
強調した主語のあとの言葉は、
- who / that:主語が人
- which / that:主語がモノ
で選択します(詳しくは【やり直し英語:関係代名詞のwhichとthatの違いをわかりやすく】もご覧くださいませ)。
主語を取り出して強調しているので、who、which、thatの後ろには主語を抜いた文が続きます。
英語の強調構文の基本
英語の強調構文は、
- 話題のキーワードを強調したい
- 相手の間違いを強調して直したい
というときに使われ、基本的には
- 主語以外を強調したい:It is 強調したい言葉 + that + 主語動詞文
- 主語を強調したい:It is 強調したい言葉 + that(who, which) + 動詞文
のようにして作ります。
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