英語のリスニング問題の練習をしているけど、いざ問題を解こうとすると、何が話されていたのか思い出せない……
この記事を読むと、
リスニング中に記憶力が落ちる原因と解決法
についてわかるようになります。
英語のリスニング中に記憶力が落ちる原因
結論から書くと、
リスニング力不足で記憶容量を使いすぎてしまっている
ため、
英語のリスニング中に記憶力の低下が起こる
ということが起きることがあります。
この際、『リスニング力』を意味するのは、
- 英語を聞き取る力
- 単語力
- 文法力
が包括されたものです。
掘り下げます。
リスニング力が不足していると記憶容量を使いすぎてしまう理由
記憶といえば脳ですが、記憶に関することでは脳は
- 情報をキャッチ
- 情報を照合
- 情報を理解
という３つのことをメインに行っています。
この３つを英語のリスニングに置き換えると、
- 英語の音の情報をキャッチ（聞き取る）
- キャッチした音を勉強した英単語や英文法と照合（知っている単語や文法は何だっけ）
- 照合した英語の意味情報を理解（なるほど、こういうことを言いたいんだな）
ということになります。
しかしリスニング力が不足していると、
- 英語の音を処理する時間がかかり
- キャッチした英語の音を覚えている英単語や英文法と照合している時間が長くなり
- 英語の意味情報を理解するまでに時間がかかり
- 次に流れる英語の音を処理する時間がどんどんと遅れ
- 最終的にトータルで処理できた英語の音の情報量が少なくなる
ので、記憶力が落ちたようになります。
これは、友だちに会ったときの記憶の働きと比較するとわかりやすいかもしれません。
友だちの姿格好はよく覚えているので、
- 遠くに見かけても（情報をキャッチ）
- 誰だかわかる（照合と理解）
が一瞬で自動でできます。
記憶の３つの働きのどこにもあまり負担がかかっていないから可能なことです。
しかしリスニング力（聞き取る力・単語力・文法力）が不足していると、
- 情報をキャッチする段階で負担
- 情報を照合する段階でも負担
がかかってしまいます。
リスニング中に記憶力を上げる方法
結論から書くと、
リスニング力を上げる必要
があります。
具体的に書くと、
- 聞き取る力・単語力・文法力のどれが不足してるか確認する
- 不足しているものを補う
というふうに大きく２つのステップに分かれます。
細かく書くと、
まずリスニング力が落ちたと感じたリスニング教材のスクリプトや台本を読む
ことから始めましょう。
そして、
- わからない単語が多い→単語力を補強
- わからない文法が多い→文法力を補強
- 単語も文法もわかる→リスニング量が少ないものに変更して聞き取りの力を補強
するようにしましょう。
単語力、文法力、リスニング力が増えてくると、多くの英語の音の処理を素早く自動でできるようになり、結果として記憶力が上がります。
リスニング中の記憶力を上げましょう
リスニングをしているときに記憶力が下がってしまう原因は、
リスニング力不足で記憶容量を使いすぎてしまっている
でした。
具体的には、
- 英語の音の情報をキャッチ（聞き取る）
- キャッチした音を勉強した英単語や英文法と照合（知っている単語や文法は何だっけ）
- 照合した英語の意味情報を理解（なるほど、こういうことを言いたいんだな）
という３つの記憶の働きのどこかに負担がかかりすぎているということです。
解決方法は、
聞き取る力・単語力・文法力のどれが不足してるか確認して不足しているものを補い、なるべく素早く自動に英語の音を処理できるようにする
というものでした。
たとえば、自己紹介などの初級レベルのリスニング音源を聞いてみると、英語のリスニングをしているのに記憶力が低下しているようには感じられない、かと思います。
その状態が、
英語の音を素早く自動的に処理できている状態
です。
というわけで、今はすこし難しく記憶力が低下してしまうリスニングの問題も、同じように素早く自動で状態になるように勉強していくのがおすすめです。
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