リスニングするならディクテーション(書き取り)がよいと聞いた。
やってみようかな。
この記事を読むと、
リスニング中にディクテーションをしないほうがよいとき
についてわかるようになります。
リスニング中にディクテーションをしないほうがよいとき
リスニングしながら聞こえてきた英語を文字に起こす勉強法をディクテーションといいます。
しかし、
リスニング力がまだ弱いときはディクテーションしないほうがよい
です。
リスニング力が弱いときとは
リスニング音源を聞いて8割もわからないとき
です。
掘り下げます。
リスニング力が弱いときはディクテーションをしないほうがよい理由
リスニング力は、英語の
音を聞いて意味を理解する
力です。
そのため、
文字は不要
です。
英語のスペルを知らなくても、英語の音を聞いて意味が理解できるようになることがリスニングの目標
です。
しかしディクテーションは、
- 英語の音を聞いて正しいスペルで文や単語を書くこと
- 英語の音を聞いて意味を理解すること
が混在している勉強法です。
つまり、
- リスニングに集中(音に集中)すること
- スペルを思い出すこと
という2つのことを同時にしなければならないので、
リスニング力(音で意味を理解する力)を上げる練習のときには向いていない
ということになります。
リスニング力を上げる方法
現在リスニング力が低い場合は、
まずリスニング音源のスクリプトを読む
ことから始めましょう。
そして、
- 読んだら意味がわかる→発音の復習
- 読んでも意味がわからない→単語、文法の復習
が必要になります。
または、
リスニング教材のレベルを下げる
ことも悪くはありません。
スクリプトを読んで理解できるのに聞き取れないリスニング教材こそが、現在のレベルに合った必要なリスニング教材
です。
そしてリスニング中は
スペルを思い浮かべる必要はない
です。
なぜなら
音と意味だけで理解できるようにならないと、リスニング力はいつまでたっても上がらないから
です。
まだリスニング力が弱い場合は、ディクテーションはしないほうがよいです
現在リスニング力がまだ低い場合は、
- 発音の復習
- 単語、文法の復習
をして、
音で意味を理解できる
ようになることがディクテーション(書き取り)より大切です。
ディクテーションのためにスペルを思い出そうとすること
は、
音だけで意味を理解しようとするリスニング力の練習では必要がない
です。
ディクテーションはディクテーションで別の使い道があるので、
リスニング力がまだ低いときはディクテーションをおすすめしません。
ディクテーションが意味のあるタイミングについては:【英語のリスニング中に書き取り(ディクテーション)をするとよいタイミング】
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