英語の冠詞のa(an)とtheの使いわけがよくわからない……。
この記事を読むと、
英語のa(an)とtheの違い
についてわかるようになります。
aとanの違い
a(an)とtheの違いを語る前に、
- a
- an
の違いについて触れておきます。
ざっくりいうと、
次の音が『母音』のときはanを使う
という決まりがあります。
ここで、わざわざ『』で『母音』としたのは、
文字でなくて音で判断する
ためです。
なのでたとえば、
A university(大学)
のように、uという文字が使われていても母音でない音の場合はaが使われます。
そして、
An X-ray(レントゲン)
のように、xというaiueoに当てはまらない文字でも発音的には母音で始まるのでanが使われます。
a(an)とtheの違いをざっくりと
a(an)とtheの違いをざっくりと書くと、
- The:みんなが知っていると思われるもの
- a(an):theに当てはまらないもの+α
です。
どちらかというと、theのほうが覚えやすいので、theを使うルールを覚えた上で当てはまらないものをa(an)でカバーするとよいかもしれません。
なので、この記事でも先にtheについて解説していきます。
具体的にtheを使う場面
Theはざっくりと
みんなが知っていると思われるもの
に使われます。
具体的には、
- 一つの話のなかで2回以上言及されるもの
- 1つしか存在しないもの
- 最上級
- 社会的集団
というものに対して主に使われます。
一つの話のなかで2回以上言及されるもの
話の中で
2回目以降に言及されるもの
は、
今話したばかりだからわかるでしょ
ということで
the
が使われます。
たとえば、
I saw a bird drinking my water. And the bird flew away.
ある鳥が僕の水を飲んでいるのを見た。そして飛び去って行った。
のようになります(日本語だと、話者にも聞き手も知っている内容は省略されます)。
1つしか存在しないもの
たとえば太陽や地球のように、
1つしか存在しないものにはthe
を使います。
これは、
とある太陽
とある地球
というのがなく、
太陽と言えばあの1つしかないよね
ということかと思います。
なのでたとえば、
The earth rotates.
地球は回る。
のように使います。
最上級
いわゆる最上級は、
1つしか存在しないものである(最高は1つだけ)
なので
the
を使います。
なのでたとえば、
My wife is the most beautiful wife in this world.
わたしの妻はこの世界で一番うつくしい。
のように使います。
社会的集団
社会の中で認知されている集団にも
いわゆる〇〇という集団
ということで
the
が使われます。
なのでたとえば、
The rich and the poor die equally.
金持ちも貧乏もみんな等しく死ぬ。
のように使います。
具体的にa(an)を使う場面
a(an)を使う場面をざっくりいうと、
a(an):theに当てはまらないもの+α
ということになります。
具体的には、
theに当てはまらないもの:
- 職業の紹介
- 不特定なもの
+α:
- 頻度の期間(単位1)
- 大きい数のまとまり
でよく使われます。
theに当てはまらないもの(職業の紹介・不特定なもの)
Theに当てはまらないというのは、ざっくりいうと、
特定じゃないもの
となります。
その代表格が
誰かの職業の紹介
です。
なのでたとえば、
I’m an engineer.
エンジニアをしています。
という文では、
特定でなくいわゆるエンジニアの1人です
というニュアンスを出しています。
ここにtheを使い、
I’m the engineer.
とすると、
わたしがそのエンジニアです
のように
特定なエンジニアを指す
ようになります。
他にも、
特定な話をしていない
ときにも
a(an)
が使われ、たとえば
I watched a movie last night.
昨日の夜、映画を見ました。
のようになります。
+α(頻度の期間(単位1)・大きい数のまとまり)
+αなa(an)の使い方としては、
- 頻度の期間(単位1)
- 大きい数のまとまり
があります。
なのでたとえば、
I wash my hair twice a week.
1週間に2回髪の毛を洗います。
という頻度の表現の期間(単位が1であることに注意)のために使われたり、
I have a hundred friends.
友だちが百人います。
のように使います。
どちらもよく考えると、
- 特定の1週間でなく、とある1週間を頻度の例とした
- 特定の百人でなく、単位としての百に使った
ということが透けてみえないでしょうか。
英語のa(an)とtheの違いに迷ったら
英語のa(an)とtheには、
- The:みんなが知っていると思われるもの
- a(an):theに当てはまらないもの+α
といった違いがあります。
冠詞を使わないときについては:【やり直し英語:冠詞を使わないときをわかりやすく】
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