
動詞+目的語+ing形を使っている文の受動態の作り方がよくわかりません。
動詞+目的語+ing形の文の受け身の作り方をざっくりと
英語の動詞の中には直接目的語+ing形を取るものがあります。
代表的なのが、「~が~しているのを見る」のような意味で使えるseeです。
そういった、
動詞+目的語+ing形
の文を受動態にする場合は、
- 受動態が作れる
- そもそも受動態が作れない
の2つのパターンに分かれます。
掘り下げます。
受動態が作れる動詞+目的語+ing形
動詞+目的語+ing形であり、実際に受け身を作れる動詞には、
知覚形:
- Hear:聞こえる、耳にする
- Find:見つける、発見する、気づく
- Notice:気づく、注目する
- Observe:観察する、気づく
- See:見る、見える、理解する
状態系:
- Bring:引き起こす、状態にする
- Send:状態にする
- Keep:保つ
行為系:
- Catch:捕まえる、つかまえる
- Show:見せる、示す
などがあります。
こういった動詞で動詞+目的語+ing形を使った文を受動態にするには、
目的語を主語に移動させる+be動詞+過去分詞+ing形
にします。
なので例えば、
- I heard her singing in the shower.(彼女がシャワーで歌っているのを聞いた。)
- The funny video brought everyone laughing.(その面白いビデオでみんなが笑った。)
- The report showed the economy improving.(その報告書は経済が回復している様子を示していた。)
のような文は、
- She was heard singing in the shower.(彼女はシャワーで歌っているところを聞かれた。)
- Everyone was brought laughing (by the funny video).((その面白いビデオによって)みんな笑わされた。)
- The economy was shown improving (by the report).((その報告書によって)経済が回復している様子が示された。)
のようにできます。
そもそも受け身を作れない動詞+目的語+ing形
動詞の後ろに目的語+ing形という形を取れても、受動態を作れないものがあります。
主として、
感情系:
- Anticipate:予期する、楽しみに待つ
- Appreciate:感謝する、価値を認める
- Dislike:嫌う
- Dread:ひどく恐れる、心配する
- Hate:憎む、ひどく嫌う
- Like:好きである
- Mind(否定形で使う):気にする、嫌がる
記憶系:
- Forget:忘れる、思い出せない、置き忘れる
- Imagine:想像する
- Recall:思い出す、呼び戻す
- Remember:覚えている、思い出す
などです。
こういった動詞は、例えば
I like her singing.(私は彼女が歌うのが好きです。)
という文は作れても、受動態にすることはできません。
ちょっと特殊なing形受け身
動詞の中には、
ing形を取れるが目的語はないタイプ
もあります。
具体的には、
感情系:
- Avoid:避ける
- Deny:否定する、拒否する
- Dislike:嫌う
- Enjoy:楽しむ
- Hate:憎む、ひどく嫌う
- Like:好きである
- Love:愛する、大好きである
- Resent:憤慨する、腹を立てる
説明系:
- Describe:描写する、説明する
- Report:報告する、伝える
マインド系:
- Face:直面する、立ち向かう
- Imagine (否定形で使う):想像する
- Remember:覚えている、思い出す
などの動詞を使った場合です。
こういった動詞は、
動詞+being+過去分詞形
という形を取ることができます。
なので例えば、
I remember being praised by my teacher.(私は先生に褒められたことを覚えています。)
のようになります。
ing形を使った動詞の受動態
英語の動詞の中には、
動詞+目的語+ing形
という形を取れるものがあり、その動詞は
- 受動態が作れる
- そもそも受動態が作れない
に分かれます。
受動態が作れるほうは、
目的語を主語に移動させる+be動詞+過去分詞+ing形
という形になります。
また、一部の動詞は、
動詞+being+過去分詞形
のように受動態を作れるものがあります。
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