【やり直し英語:mayとmightの使い分けをわかりやすく】

文法

英語のmayとmightって、現在と過去形っていう違いだけでいいんだよね?

 

この記事を読むと、

 

Mayとmightの違い

 

についてわかるようになります。

 

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mayとmightの違いをざっくりと

 

英語のmayとmightの違いを勉強するときは、

 

  • Mayだけが使える
  • Mightだけが使える
  • Mayとmightの両方が使える

 

の3つのケースに分けて覚えるのがおすすめです。

 

ざっくりと書くと、

 

Mayだけが使える

  • フォーマルな許可(認可、申請)

 

Mightだけが使える

  • 過去普通だったことを文学的、フォーマルに表現
  • 過去の批判(何かをすべきだったことをしなかった)
  • 何かが起こりそうなことをちょっとフォーマルに表現

 

Mayとmightの両方が使える

  • 何かの特質、性格について話す
  • 謙遜してからの擁護をするとき
  • 現在過去未来の可能なイベント
  • 過去に繰り返されたであろうシチュエーションや行動

 

のようになります。

 

掘り下げます。

 

Mayだけが使える

 

Mayだけが使えるケースとしては、

 

  • フォーマルな許可(認可、申請)

 

などがあります。

 

使い方は、

 

  • フォーマルな許可認可:Mayを助動詞として使った能動態
  • フォーマルな許可申請:Mayを助動詞として使った疑問文

 

のような文になります。

 

なので例えば、

 

  • You may leave the room now.(今、部屋を出てもいいですよ。)
  • May I open the door?(そのドアを開けてもよろしいでしょうか?)

 

のように言うことができます。

 

Mightだけが使える

 

Mightだけを使えるケースとしては、

 

  • 過去普通だったことを文学的、フォーマルに表現
  • 過去の批判(何かをすべきだったことをしなかった)
  • 何かが起こりそうなことをちょっとフォーマルに表現

 

などがあります。

 

それぞれの使い方は、

 

  • 過去普通だったことを文学的、フォーマルに表現:might+動詞の原形
  • 過去の批判(何かをすべきだったことをしなかった):might+現在完了形
  • 何かが起こりそうなことをちょっとフォーマルに表現:might+動詞の原形

 

となります。

 

なので例えば、

 

  • Children might help their parents on the farm after school.(子供たちは放課後、農場で両親を手伝うのが当たり前だった。)
  • You might have called to let me know you were running late.(遅れることを知らせる電話をしてくれてもよかったのに。)
  • It might rain later today.(今日の後半に雨が降るかもしれません。)

 

のようになります。

 

ちなみにですが、

 

  • 過去の批判(何かをすべきだったことをしなかった):might+現在完了形
  • 何かが起こりそうなことをちょっとフォーマルに表現:might+動詞の原形

 

はmightの代わりに、couldやbe likely to(←何かが起こりそうなときのほうのみ)を使うこともできます。

 

その場合は、

 

  • You could have called to let me know you were running late.(遅れることを知らせる電話をしてくれてもよかったのに。)
  • It could rain later today.(今日の後半に雨が降るかもしれません。)
  • It is likely to rain later today.(今日の後半に雨が降るかもしれません。)

 

のようになります。

 

 

Mayとmightの両方が使える

 

Mayもmightも使えるケースとして、

 

  • 何かの特質、性格について話す
  • 謙遜してからの擁護をするとき
  • 現在過去未来の可能なイベント
  • 過去に繰り返されたであろうシチュエーションや行動

 

があります。

 

ここで注意点があり、

 

Mayのほうがフォーマル度が高い

 

というものです。

 

他の助動詞だと過去形のほうが丁寧な表現になるのですが、mayに限っては過去形より現在形のほうが丁寧度が増します。

 

それを前提に、使い方を書くと、

 

  • 何かの特質、性格について話す:may(might)+動詞の原形
  • 謙遜してからの擁護をするとき:may(might)+動詞の原形, but
  • 現在過去未来の可能なイベント:may(might)+現在完了(進行)形
  • 過去に繰り返されたであろうシチュエーションや行動:may(might)+現在進行形

 

となります。

 

なので例としては、

 

何かの特質、性格について話す:

  • Cherry blossoms may only bloom for a short period, but their beauty is unforgettable.(桜の花は短い期間しか咲かないかもしれませんが、その美しさは忘れられません。)
  • The exact blooming time of cherry blossoms might differ each year due to weather conditions.(桜の正確な開花時期は、気象条件によって毎年異なるかもしれません。)

 

謙遜してからの擁護をするとき:

  • This book may not be a bestseller, but its message is truly inspiring.:(この本はベストセラーにはならないかもしれませんが、そのメッセージは本当に感動的です。)
  • Learning a new language might not be easy, but it’s definitely rewarding.(新しい言語を学ぶのは簡単ではないかもしれませんが、間違いなくやりがいがあります。)

 

現在過去未来の可能なイベント:

(現在完了)

  • She may(might) have forgotten her keys at home.(彼女は家に鍵を忘れてきたかもしれません。)
  • The package may(might) have arrived already.(小包はすでに到着しているかもしれません。)
  • By next week, they may(might) have finished the project.(来週までに、彼らはプロジェクトを終えているかもしれません。)

 

(現在進行形)

  • She may(might) have been working late last night.(彼女は昨夜遅くまで働いていたかもしれません。)
  • He may(might) be studying in the library right now.(彼は今、図書館で勉強しているところかもしれません。)
  • We may(might) be traveling abroad this time next year.(来年の今頃、私たちは海外旅行をしているかもしれません。)

 

過去に繰り返されたであろうシチュエーションや行動:

  • Before the invention of alarm clocks, people may(might) be relying on roosters to wake them up each morning. (目覚まし時計が発明される前は、人々は毎朝雄鶏に頼って起きていたと思われます。)

 

のようなものが作れます。

 

英語のmayとmightの違いに迷ったら

 

英語のmayとmightは、

 

  • Mayだけが使える
  • Mightだけが使える
  • Mayとmightの両方が使える

 

の3パターンがあり、具体的には、

 

Mayだけが使える:

  • フォーマルな許可認可:Mayを助動詞として使った能動態
  • フォーマルな許可申請:Mayを助動詞として使った疑問文

 

Mightだけが使える:

  • 過去普通だったことを文学的、フォーマルに表現:might+動詞の原形
  • 過去の批判(何かをすべきだったことをしなかった):might+現在完了形
  • 何かが起こりそうなことをちょっとフォーマルに表現:might+動詞の原形

 

Mayとmightの両方が使える:

  • 何かの特質、性格について話す:may(might)+動詞の原形
  • 謙遜してからの擁護をするとき:may(might)+動詞の原形, but
  • 現在過去未来の可能なイベント:may(might)+現在完了(進行)形
  • 過去に繰り返されたであろうシチュエーションや行動:may(might)+現在進行形

 

となります。

 

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