英語のmustとshouldってどっちも『~なければならない』だけど、使い分けはあるの?
この記事を読むと、
英語のmustとshouldの使い分け
についてわかるようになります。
英語のmustとshouldを使い分けたい2つの場面をざっくりと
どちらも『~なければならない』という意味で覚えている人も多いかと思う英語のmustとshould。
この2つの単語の使い分けが特に気になるのが、
- アドバイス
- 推測の確実性
- 義務の考えの強さ
の3つの場面です。
掘り下げます。
アドバイスとmustとshould
人にアドバイスをするときにもいろいろな英語の表現がありますが、
特に強くアドバイスをしたい
ときに使うのがmustとshouldです。
そしてそんなアドバイスの場面でのこの2つの単語の使い分けは、
- must:絶対的な気持ちのアドバイス
- should:mustよりは弱めだが強いアドバイス
です。
なのでたとえば、
- You must eat more vegetables.(もっと野菜を食べるべきだ。)
- You should eat more vegetables.(もっと野菜を食べたほうがいい。)
のようなニュアンスの違いがあります。
推測の確実性とmustとshould
推測の確実性とは、
自分が推測することに対してどれだけ確信を持っているか
ということを指します。
そして具体的には、
- must :確信に近いほど強い
- should:確信まではいかないが強い
という使い分けがあります。
なので例えば、
- He must be tired. (彼はきっと疲れているに違いない。)
- He should be tired. (彼はきっと疲れているだろう。)
のように使い分けることができます。
義務の考えの強さとmustとshould
何かをしなければならない、というときにもmustやshouldが使われます。
というより、むしろこの『~しなければならない』という日本語の意味でmustとshouldを覚えた人も多いのではないでしょうか。
そんな義務感の強さにおいては、
- must:強い(何がなんでもという気持ち)
- should:mustよりは弱い(道徳的義務感)
のような使い分けがあります。
なのでたとえば、
- You must finish your homework before you can play.(宿題を終えてから遊ばなければいけない。)
- You should help others in need.(困っている人は助けなければならない)
のような使い分けがでてきます(shouldを使っている文のほうが、道徳的観点からの意味が強くないですか?)
主観か客観かhave toか
『~なければならない』として覚えたもう一つの代表格にhave toがあるのではないでしょうか。
そうなると、must、should、have toの3つが『~なければならない』となって頭の中が???に。
この3つの単語の使い分けは、
- 主観的:must、should
- 客観的:have to
となります。
なのでたとえば、
- You have to wear a uniform at school.(学校では制服を着なければならない。)
- I have to work late tonight.(今夜遅くまで働かなければならない。)
のように、校則があるから、とか、社則で決まっているから、のような客観的なルールがある場合はhave toのほうを使います。
逆に、
- 個人的な考えに基づくアドバイス
- 推測
- 義務(道徳きちっとしたルールがあるわけではないですね)
といった、主観的なものについてはmustやshouldを使います。
mustとshouldの使い分けに迷ったら
英語のmustとshouldには、
アドバイス:
- must:絶対的な気持ちのアドバイス
- should:mustよりは弱めだが強いアドバイス
推測の確実性:
- must :確信に近いほど強い
- should:確信まではいかないが強い
義務の考えの強さ:
- must:強い(何がなんでもという気持ち)
- should:mustよりは弱い(道徳的義務感)
という点で使い分けができます。
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