英語の文を読んでいると、ときどき同じ動詞の後ろにto不定詞が続いているのとing形が続いているものがあるけど、何かちがいはあるの?
この記事を読むと、
動詞+to不定詞と動詞+ing形のちがい
についてわかるようになります。
同じ動詞にto不定詞かing形が付くことによるちがい
結論をざっくりと書くと
- 動詞A + to不定詞:これからのことに影響する内容
- 動詞A + ing形:現在または過去のことに影響する内容
というちがいが大体の場合において当てはまります。
掘り下げます。
to不定詞とing形を使うことで同じ動詞でも意味が変わる具体例
同じ動詞のあとにto不定詞が続くかing形が続くかで意味が変わる具体例として、
- stop
- mean
- forget
- regret
- remember
の5つを取り上げます。
Stop:
・He stopped to talk to his friend on the street.
道にいた友だちに話しかけようとするのを彼は止めた。
※まだ話していない。これから話すところだった。
・He stopped talking to listen to the music.
音楽を聞くため、彼は話すのを止めた。
※話していたのを止めた。
Mean:
・She means to study for the exam tonight after dinner.
彼女は夕食のあとに試験のために勉強するつもりだ。
※まだ勉強はしていない。
・She’s always busy; it means studying late into the night.
彼女はいつも忙しい。つまり、夜遅くまで勉強しているということを意味している。
※いつも夜遅くまで勉強している。
Forget:
・Don’t forget to buy a birthday present for her.
彼女の誕生日プレゼントを買ってくるのを忘れないで。
※買うという行為はまだ始まっていない
・She forgot buying milk, so she had to go back to the store.
彼女は牛乳を買うのを忘れたので、お店に戻らなければならなかった。
※買うという行為はすでに済んでいるが、牛乳を忘れた
Regret:
・He regretted to say that he couldn’t attend the meeting due to illness.
彼は、病気のせいで会議に行けないと言わなけれなならないことを心苦しく思った。
※心苦しく思った時点では、発言はまだされていない
・He regretted saying those harsh words to his friend.
辛辣な言葉を友だちに言ってしまったことを彼は後悔した。
※辛辣な言葉はすでに言ってしまっている
Remember:
・She remembered to make a reservation at the restaurant for their anniversary dinner.
記念日のディナーのためにレストランを予約することを、彼女は覚えていた
※予約はまだされていない
・She remembered making a promise to her friend to help with the project.
友だちの計画を手伝うと約束したことを、彼女は覚えていた。
※約束はすでに済んでいる
動詞 + to不定詞と現在形のちがいを1つずつ覚えるよりは
同じ動詞にto不定詞かing形がつくときのちがいは、
- 動詞A + to不定詞:これからのことに影響する内容
- 動詞A + ing形:現在または過去のことに影響する内容
というふうに大雑把に覚えておくと理解しやすくなります(そのうえで、必要に応じて例外を覚えていく)。
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